AppleはiOS17.2のベータ1を10月にリリースしました。その後ベータ2、ベータ3がリリースされており、Appleはベータ版のリリースを重ねるごとに、機能改良と新機能の追加を行っています。
米メディアMacRumorsが、2023年12月に正式版がリリース見込みのiOS17.2について、25の新機能や機能向上をまとめていますのでご紹介します。ただしいくつかの機能についてはアメリカを含む一部地域でしか利用することができません。
目次
- iOS17.2の「25」の新機能・機能向上
- 1.ついに登場!ジャーナルアプリ
- 2.日記をつけ続けるための予定設定
- 3.日記に使うデータの選択
- 4.ジャーナルのアイディア提案
- 5.ジャーナルのセキュリティ
- 6.「ボタンを押すだけで翻訳」機能
- 7.ホーム画面に詳細な天気予報を表示
- 8.ミュージックのプレイリストが共同編集可能に
- 9.メッセージのリアクションでステッカーが使える
- 10.空間ビデオの録画
- 11.お気に入り曲のプレイリストを自動生成
- 12.聴取履歴を消去
- 13.メッセージの相手を承認
- 14.iCloudでのメッセージ管理機能
- 15.TVアプリの刷新
- 16.緊急速報の精度が向上
- 17.連絡先ポスターのテキストに虹色が追加
- 18.iPhoneをAirPlayレシーバーとして使う
- 19.ミー文字のカスタマイズ度が向上
- 20.ニュースアプリのコンテンツがリアルタイムで更新
- 21.お気に入りの曲がライブラリに自動で追加されない
- 22.インラインのテキスト予測をオフにする
- 23.FaceTimeにおける拒否した連絡先の警告
- 24.FaceTimeで連絡先ポスターを共有
- 25.センシティブな内容の警告
- 1.ついに登場!ジャーナルアプリ
iOS17.2の「25」の新機能・機能向上
1.ついに登場!ジャーナルアプリ
AppleはiOS17の発表時に、「ジャーナル」アプリを導入すると発表しましたが、iOS17リリース時には実現しませんでした。
そのジャーナルアプリが、iOS17.2でついに登場します。
なおジャーナルアプリはiPadOS17.2、macOS Sonoma 14.2では利用できない可能性が高いといわれています。
2.日記をつけ続けるための予定設定
日記を毎日つけるのはなかなか大変ですが、新しいジャーナルアプリの「スケジューリング」機能(設定→ジャーナルで見つかる)を使えばぐっと楽になります。
ある意味リマインダーに似ていますが、スケジューリング機能によって日記をつけることが習慣化されます。
3.日記に使うデータの選択
ジャーナルアプリを最初に開いたときに、iPhoneからどの情報を日記用に利用するかを決めることができます。
選択肢としては、ワークアウト、音楽やポッドキャスト、写真、位置情報などがあります。設定→プライバシーとセキュリティ→ジャーナルの提案で、変更が可能です。
4.ジャーナルのアイディア提案
ジャーナルを真剣に書きたい!という人に役立つのがアイディアの提案です。
提案は、簡単なヒントであったり、考えを促す質問だったりとさまざまですが、ユーザーがそれをもとに日記を書けるよう、工夫されています。
5.ジャーナルのセキュリティ
ジャーナルアプリにおいて重視されているのがセキュリティ、つまり個人情報の管理です。
iOS17.2では本人以外がジャーナルにアクセスできないよう、セキュリティ機能が強化されています。
6.「ボタンを押すだけで翻訳」機能
iOS17.2では、アクションボタンを押すだけで、会話をリアルタイムで翻訳する機能が追加されます。ただし利用できるのはアクションボタンを搭載したiPhone15 Pro/15 Pro Maxのみとなります。
7.ホーム画面に詳細な天気予報を表示
これまでは「天気」アプリを開かないと見られなかった詳細情報が、ホーム画面の天気ウィジェットで見られるようになります。
8.ミュージックのプレイリストが共同編集可能に
iOS17.2のミュージックアプリでは、プレイリストに友だちを招待し、共同編集が可能になります。共同編集メンバーは、曲の追加、並べ替え、削除ができるほか、絵文字で選曲にリアクションもできます。
9.メッセージのリアクションでステッカーが使える
メッセージアプリにおいて、メッセージのリアクションとしてステッカーが使えるようになりました。
チャットのバブルを長押するだけで、簡単にステッカーでリアクションできます。
10.空間ビデオの録画
iPhone15 Pro/15 Pro Max限定の機能となりますが、空間ビデオを撮影し、Apple Vision Proで視聴可能となります。
11.お気に入り曲のプレイリストを自動生成
ミュージックアプリで、頻繁に聞いている好きな曲を集め、自動でプレイリストを生成する機能が導入されます。
12.聴取履歴を消去
これまでに聴いた音楽の履歴を消すことができる新機能が追加されます。
たとえば子どもにiPhoneを貸しても、子どもが音楽を聴いた履歴を消せるので、自分のプレイリストや共有リストに反映されることがありません。
13.メッセージの相手を承認
「メッセージ」アプリのセキュリティとして、相手を承認する新機能が登場します。
表示される認証コードを承認した相手とだけ、メッセージをやり取りできるようになるという仕組みです。
14.iCloudでのメッセージ管理機能
iCloudにおいて、所有するAppleデバイスにおけるメッセージの同期をより細かに管理できるようになります。
設定アプリに新たに追加された「iCloudのメッセージ」の項目には、メッセージが使用しているストレージ容量、iCloudに同期されたメッセージの数、最後に同期された時間などが表示されます。
15.TVアプリの刷新
iOS17.2ではTVアプリが刷新され、ナビゲーションを含むユーザーインタフェースが使いやすくなります。
16.緊急速報の精度が向上
AppleはiPhoneでの緊急速報の精度を向上させています。
設定→通知→緊急速報の項目に、新たに「Local Awareness」の項目が追加されました。これをオンにすると、ユーザーの現在地情報を利用して、それぞれのユーザーが必要とする緊急速報が送信されるようになります。
17.連絡先ポスターのテキストに虹色が追加
連絡先ポスターの文字色に、新たに虹色が追加されます。
18.iPhoneをAirPlayレシーバーとして使う
iOS17.2では、iPhoneをAirPlayレシーバーとして利用できるようになります。
新しい「AirPlayレシーバー」設定によって、Apple Vision ProのコンテンツをiPhoneにストリーミングしたり、共有したりすることが可能です。
19.ミー文字のカスタマイズ度が向上
iOS17.2ではミー文字がさらにユーザーの好みに合わせてカスタマイズ可能となります。
顔だけではなく「身体」、つまりウエスト、胸、肩、腕を選んで、アバターを作成できます。
20.ニュースアプリのコンテンツがリアルタイムで更新
ニュースアプリ(日本では使えません)のコンテンツが、リアルタイムで更新されるようになります。たとえばスポーツのスコア、選挙速報などの確認に役立ちます。
21.お気に入りの曲がライブラリに自動で追加されない
ミュージックアプリでは、これまでお気に入りの曲(多くの場合はアルバム)が、自動的にライブラリに追加されていましたが、新たに「追加しない」ことを選択可能となります。
22.インラインのテキスト予測をオフにする
設定→一般→キーボードに、新たに「インラインの予測を表示」トグルが追加されました。これをオフにすると、予測テキストが表示されなくなります。
予測テキストがうっとうしい、と感じる人にはありがたいオプションです。
23.FaceTimeにおける拒否した連絡先の警告
iOS17.2ではFaceTimeのプライバシー保護機能が向上します。
ブロックした連絡先の相手がFaceTimeで連絡を取ろうとしてくると警告が表示されるので、チャット画面が現れません。
複数での通話の場合でも、ブロックした相手が参加しようとすると、警告が表示されます。
24.FaceTimeで連絡先ポスターを共有
これまではメッセージアプリでのみ可能でしたが、iOS17.2ではFaceTimeアプリと電話アプリでも連絡先ポスターが共有可能となります。
25.センシティブな内容の警告
センシティブな内容を警告する機能が、連絡先および電話アプリの連絡先ポスター、メッセージアプリのステッカーにも適用されるようになります。
この機能をオンにすると、デバイス上の機械学習機能により、連絡先ポスターやステッカーにセンシティブな画像が使われている場合、ぼかしがかかります。
Source:MacRumors
(lunatic)
Source: iPhone Mania
12月に正式版がリリース予定‼!iOS17.2の25の新機能とは