iMessageをリバースエンジニアリングして開発された、通常の緑ではななく「青い吹き出し」が出るAndroidメッセンジャーアプリ「Beeper Mini」が公開から3日で使用できなくなったと報じられていましたが、Appleは現地時間9日に対策をとったことを公式に認めました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iMessageをリバースエンジニアリングして開発されたメッセンジャーアプリ。
2. 「Beeper Mini」が公開から3日で使用できなくなったと報じられた。
3. Appleは9日に対策をとったことを公式に認めた。
Appleは今後もブロックを継続
Appleは声明の中で、「iMessageにアクセスするために偽の認証情報を悪用するテクニックをブロックすることで、ユーザーを保護するための措置を講じた」と述べています。
同社は加えて、「これらのテクニックは、メタデータを公開したり、迷惑メッセージ、スパム、フィッシング攻撃を可能にしたりする可能性」があるため、「今後もアップデートを続ける」としています。
BeeperはAppleに反論
「Beeper Mini」を開発したBeeperは、「暗号化されていないSMSと比較して、セキュリティを強化しており、メッセージをプライベートに保っている」とAppleに反論しており、アプリのソースコード全体を相互に合意した第三者に喜んで提供する用意があるとも述べています。
AppleはRCS(リッチコミュニケーションサービス)対応後も「青い吹き出し」はiMessageに限定すると述べており、「青い吹き出し」が同アプリの代名詞となっており、ある種のブランド価値がついているのが今回の騒動の発端の要因のひとつと見ることができます。
Appleにとって、自社開発していないアプリに専売特許を利用されることに良い気がしないのも納得がいくところではないでしょうか。
Source:9to5Google
Photo:Apple
(lexi)
Source: iPhone Mania
Apple、公式声明でBeeper Mini対応を明らかに〜青い吹き出しの行方は?