数年前から開発中と噂の折りたたみiPadですが、発表目標時期を含んだ具体的な開発計画はない模様です。
代わりに、AppleはiPadやMacBookへの有機EL(OLED)ディスプレイ導入計画を積極的に推進しているとNikkei Asiaが報告しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 折りたたみiPadに関し、発表目標時期を伴う具体的な開発計画はない。
2. 折りたたみiPadが2024年中に発売される可能性は、現状を鑑みるとかなり低いと予想。
3. OLEDディスプレイ搭載iPadとMacBookの開発に、Appleは注力している。
折りたたみiPadは2024年に発表されないと予想
2022年末には、2024年に発売されると具体性を持って噂された折りたたみiPadですが、その割に、リーク情報が時間の経過とともに減少するという不思議な状況です。
そのため、折りたたみiPadが2024年中に発表される可能性はかなり低いのではないかと筆者は考えています。
もしも発表されるとすれば、2024年後半にiPad mini 7やiPad(第11世代)と一緒にお披露目されるのではないでしょうか。
ただし、ストレート形状のiPadシリーズと比べ、折りたたみデバイスはヒンジ(蝶番)や折りたたみ対応ディスプレイを備える必要があり、開発と検証に時間を要すると思われるため、予想通りであれば1年以内に発売されるデバイスにも関わらずそうしたリーク情報がないのは懸念点です。
現状を鑑みると、今回の報道通り折りたたみiPadの発売時期は明確になっていないと考えるのが妥当でしょう。
OLED搭載iPadとMacBookの開発に注力
対して、AppleはOLEDディスプレイを搭載するiPadおよびMacBookの開発は前向きに進めているようです。
OLEDディスプレイを搭載するiPad Proは2024年3月に発表されるのが既成事実のように語られており、2026年にiPad miniとiPad AirもOLEDディスプレイを搭載するとみられています。
また、2025年後半にはOLEDディスプレイを搭載するMacBookも発表されるとの噂があります。
Photo:Apple Hub/X
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Source: iPhone Mania
OLED搭載iPadとMacBook開発の開発最優先〜折りたたみiPadは不透明