M3搭載24インチiMacの分解動画が公開されたことで、ロジックボードの構成、背面スタンドの固定方法が明らかになりました。
M3搭載24インチiMacの内部はM1搭載24インチiMacと同様、空間が多く、ストレージをM.2 SSDにしてユーザーが交換や換装できるようにしても良いのではと感じますが、Appleはカスタマイズさせたくないのでしょう。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. M3搭載24インチiMacの分解動画が公開された。
2. 搭載されるチップがM3になった以外、M1搭載24インチiMacと変わらないように見える。
3. M.2 SSDを搭載するスペースを設けることも可能な内部空間があるが、Appleはユーザーに交換や換装をさせたくないのだろう。
M3搭載24インチiMacの内部
M3搭載24インチiMacの分解動画を公開したのは、おなじみのiFixitです。
ディスプレイの分離
ディスプレイは本体に両面テープで固定されているため、専用器具を隙間に差し込んで分解を始めます。
ディスプレイの取り外し
光学ドライブを内蔵する27インチiMac(5Kではないモデル)は、ディスプレイと本体が磁力で着いているだけでしたので、吸引カップを用いれば取り外しが容易でした(筆者の27インチiMacで経験済み)。
ロジックボードを確認
ロジックボードは本体下部に搭載されており、両側に冷却ファンがあるのはM1搭載24インチiMacと同じです。
背面スタンドの取り外し
背面スタンドと本体は、ネジ止めされています。
ロジックボードの取り外し
Appleさえその気になれば、ロジックボードの左上にM.2 SSD搭載スペースを設けることが可能と思うのですが、いかがでしょうか?
ストレージ用NANDフラッシュが壊れても、M.2 SSDであればそれを交換するだけで修理完了です。ロジックボードと一体化していると単体交換できず、かえって資源の無駄なように感じます。
実際、筆者の12インチMacBook(2015)はバッテリー交換から半年程度でストレージ用NANDフラッシュが壊れ、ロジックボード交換が必要ですが、オブソリート製品なので自分で修理することすらできません。
ヒートシンクの取り外し
ロジックボードからヒートシンクを取り外すと、M3が姿を現します。
M3
Appleロゴのあるシルバーの部分が、M3です。
ストレージ用NANDフラッシュ
ストレージ用NANDフラッシュは、M3の左上に搭載されています。
RAM
M3の右側に搭載されているのが、RAMです。
電源端子
電源端子は、ロジックボードに直接繋がっています。
パナソニックのボタン電池
パナソニックのボタン電池が確認できます。筆者が購入したAirTagに入っていたボタン電池も、パナソニック製のCR2032でした。
Photo:iFixit
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Source: iPhone Mania
M3搭載24インチiMac分解〜M2 SSD搭載可能な空間あるが実現する可能性なし