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Vision ProがAppleの未来を切り開くキープレイヤーに

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Apple製品と言われて、iPhoneとMac以外に何が思い浮かぶでしょうか。Apple Watch、HomePod、はたまた一向に登場しないApple Carか――人それぞれ色々な製品を頭に思い描くでしょうが、少なくともAppleは2024年、Vision Proを最重要製品として位置づける方針のようです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Vision Proが2024年、Appleにとっての最も重要な製品になると予想。
2. 生産目標の半減など苦戦もしたが、性能は誰しも認める一級品。
3. Vision Proが成功すれば、2025年の廉価モデル登場にも期待が高まる。

Appleの命運が懸かっている

Vision Proとは、Appleが2023年の世界開発者会議(WWDC2023)で発表した、複合現実(MR)ヘッドセットです。
 
このVision Proについて「Appleの2024年で最も重要な製品になる」と語るのは、Apple製品に詳しいアナリストのミンチー・クオ氏です。
 
同氏によれば、Vision Proは2024年、約50万台の出荷を予定しており、1月初週に出荷を開始、1月下旬から2月上旬のどこかで店舗販売を開始する予定とのことで、年明けからAppleの命運を大きく懸けた戦いが始まることとなります。
 
良くも悪くもiPhone16は売れ行きがある程度想定できるものの、Vision Proは今後の主力製品として展開するかどうかが2024年で決まるといっても過言ではありません。

消費者が羨ましがる製品になれば

ティム・クック最高経営責任者(CEO)が毎晩装着し「これが未来だ」と胸を高鳴らせる一方、Vision Proは3,499ドル(約50万円)という価格の高さや部品の確保がネックとなり、生産台数の目標を半減させてきた経緯があります。
 
しかし実際に発表されるやいなや、ライバル他社の先行製品とは違う完成度の高さに、メディアやユーザーの多くが絶賛の声を上げたのも事実です。特に高価なハイエンドTVに匹敵するとも言われるディスプレイは、パネルの専門家すら「競合他社が追随できない」と舌を巻くほどでした。
 
Appleの目論見通り、一般消費者の間で“高嶺の花”としてのイメージ作りに成功すれば、その後(2025年以降)に展開を予定している廉価モデルの売れ行きに、同社も自信を強めるに違いありません。
 
 
(kihachi)

Source: iPhone Mania
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