よく使う機能を長押しですぐに呼び出せる
iPhone 15 Pro / Pro Maxでは、従来機種の着信 / 消音（サイレント）スイッチの代わりに、長押しして機能を呼び出せる「アクションボタン」が搭載されました。
iPhone 15 Pro / Pro Maxに「アクションボタン」が搭載されました（左）。iPhone 15 / Plusは従来の着信 / 消音スイッチです（右）。
今回紹介するアクションボタンの設定変更は、本記事執筆時点ではiPhone 15 Pro / Pro Max限定の操作となります。標準では［消音モード］が割り当てられていますが、好みの機能を選択できます。どのような機能を割り当てられるのか、何が便利なのかを見ていきましょう。
アクションボタンに機能を割り当てる
アクションボタンに機能を割り当てるには［設定］アプリを使います。使用頻度の高い［消音モード］が標準で割り当てられています。設定画面を切り替えた時点で、表示中の機能がアクションボタンに割り当てられます。
1アクションボタンの設定画面を表示する
［設定］アプリの［アクションボタン］をタップします。
2機能を切り替える
アクションボタンの設定画面に切り替わります。標準では［消音モード］が割り当てられています。左にスワイプします。
3機能が切り替わった
［集中モード］の機能に切り替わりました。この時点でアクションボタンには［集中モード］（おやすみモード）が割り当てられます。
4割り当てた機能を試す
アクションボタンを長押しすると、割り当てられた機能が動作します。ここでは［集中モード］が有効になります。もう一度、アクションボタンを長押しすると［集中モード］が解除されます。設定を終了するには、画面左上の［＜ 設定］をタップします。
アクションボタンに割り当てられる機能
アクションボタンに割り当てられる機能は以下の通りです。とりあえず気になる機能を割り当ててみて、試しながら設定を見直すといいでしょう。
- 消音モード ...... 通話や通知の音を鳴らすかどうかを切り替えます。
- 集中モード ...... ［集中モード］をオンにします。後述するオプションから切り替えるモードを選択できます。
- カメラ ...... ［カメラ］アプリを起動します。後述するオプションから撮影モードを選択できます。
- フラッシュライト ...... フラッシュライトのオン／オフを切り替えます。
- ボイスメモ ...... ［ボイスメモ］アプリを起動して、すぐに録音を開始します。
- 拡大鏡 ...... ［拡大鏡］アプリを起動します。
- ショートカット ...... ショートカットを登録できます。任意のアプリを起動することも可能です。
- アクセシビリティ ...... ユーザー補助機能を割り当てることができます。
- アクションなし ...... 何も割り当てません。アクションボタンを無効にします。
［集中モード］と［カメラ］はモードを選択できる
［集中モード］と［カメラ］は割り当てるモードを選択可能です。例えば、オリジナルの集中モードを設定して割り当てておけば、アクションボタンを長押しするだけで、すぐに切り替えられます。［カメラ］であれば［セルフィー］を割り当てて、インカメラが撮影可能な状態で［カメラ］アプリをすばやく起動できます。
［集中モード］のオプション
モード（ここでは［おやすみモード］）をタップします。設定したい集中モードを選択して設定します。
［カメラ］のオプション
モード（ここでは［写真］）をタップします。設定したい撮影モードを選択して設定します。
［ショートカット］と［アクセシビリティ］に機能を割り当てる
［ショートカット］に設定できる機能
［ショートカット］には、よく使うアプリを起動できるほか、［ショートカット］アプリで作成したオリジナルのショートカットも設定できます。フォルダーを指定して、起動するアプリの一覧を表示するような使い方もできます。
［ショートカットを選択］をタップします。アクションボタンの長押しで、選択したショートカットが動作するようになります。例えば［アプリを開く］をタップして、よく使うアプリを指定できます。
［アクセシビリティ］に設定できる機能
［アクセシビリティ］には、［設定］アプリから［アクセシビリティ］の順にタップして表示される各種機能を設定できます。画面の拡大や音声コントロールなどの機能を利用することが多い場合は、アクションボタンから呼び出せるようにしておくと便利です。
［アクセシビリティ］で［機能を選択］をタップします。アクションボタンの長押しで有効にする機能を選択します。
既存の操作方法との使い分け
アクションボタンに割り当てた機能は、物理的なボタンの長押しで呼び出せます。iPhoneがロックされた状態から、最もすばやく操作できるショートカットキーといえますが、いちばん利用する機能を割り当てるのが正解とは限りません。
例えば、ロック画面には［フラッシュライト］と［カメラ］のアイコンが用意されています。［フラッシュライト］はアイコンの長押しで点灯できますし、［カメラ］アプリはアイコンの長押しのほか、ロック画面を左にスワイプしても起動できます。
また、画面上部から下方向にスワイプして表示できる「コントロールセンター」にも、よく使う機能を登録しておくことができます。
ロック画面には［フラッシュライト］と［カメラ］のアイコンが用意されています。どちらも長押しして起動できます。［カメラ］アプリなら左にスワイプしても起動できます。
「コントロールセンター」にも機能を登録できます。［消音モード］の切り替えは標準で登録済みです。例えば［カメラ］［フラッシュライト］［ボイスメモ］［拡大鏡］の機能も登録できます。
このように、アクションボタンに割り当て可能な機能は、ロック画面やコントロールセンターからでもすばやく呼び出せます。よって、アクションボタンには利用頻度が低くても、重要な機能を割り当てておくという考え方もできるでしょう。既存の操作方法との組み合わせも考慮したうえで、アクションボタンに登録する機能を検討してみてください。
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Source: できるネット
iPhone 15 Pro / Pro Maxでアクションボタンの設定を変更する方法。集中モードやカメラも割り当て可能