Apple Watchが心拍の異常を検知したことで不整脈が発見された日本人男性を取り上げた広告をApple Japanが公開しました。動画は、2023年9月にApple Watch Series 9やiPhone15が発表されたイベントの冒頭で流れた動画を編集したものですが、年末年始らしいメッセージが加えられています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1.Apple Watchの通知から不整脈が見つかった男性を取り上げたCMを公開。
2.CMは、2023年の新製品発表イベント冒頭で流れた映像を編集したもの。
3.不規則な心拍の通知は、最新のOSが動作する各モデルで利用可能。
家族や仲間と集まれる時間、繰り返せることの幸せ
Apple Japanは12月31日、「誕生日を、これからも。」と題した動画を公式YouTubeチャンネルで公開しました。
和室の窓際に座って外を眺める男性。通知音を発したApple Watchに目をやると、女性の声で「パパ、お誕生日おめでとう。今日のパーティ、楽しみにしててね」とメッセージが再生され、顔がほころびます。
ろうそくの立ったケーキを前に、「ハッピバースデー」を合唱する仲間たちに囲まれ、笑顔の男性。
男性の名前が紹介されます。
飯村将ひこ氏
Apple Watchで不規則な心拍を検出。重大な不整脈が見つかり、手術を受けた。
飯村氏は語ります。
やっぱり、こういう人生を送れるとか、仲間が集まってくれるという幸せな時間って、すごく素敵だな、というふうに感じます
画面には「今年も、これからも、新たな誕生日を迎えられる喜びを。」のメッセージ。
サーフィンを楽しみ、毎日が充実している様子の飯村氏は、こう付け加えています。
そういうことが繰り返せることを「幸せ」っていうのかな
動画と使用されている音楽はこちら
仲間に囲まれた飯村氏の笑顔が印象的なCMは、こちらでご覧ください。
使用されている楽曲は、Trinix, Rushawn, Jermaine Edwardsの「Beautiful Day (Thank You for Sunshine)」です。
2023年9月の新製品発表イベントの映像を編集
この動画は、iPhone15やApple Watch Series 9、Apple Watch Ultra 2が発表された2023年9月のApple新製品発表イベントのオープニングで流された映像を、飯村氏の出番に特化して編集したものです。
映像には、Apple Watchから心拍数の警告を受けとったことがきっかけでお腹の赤ちゃんと自身の命が助かった女性や、iPhoneの衛星経由SOS通報のおかげで助かった男性らが出演しています。
2023年9月のイベントの動画は、AppleのYouTubeチャンネルで公開されています。2023年9月のイベント動画をリアルタイムで視聴していた筆者は、イベントの最初に話されたのが日本語だったことに驚きました。
新製品発表会で流れた映像に挿入された「This year they all cerebrated a birthday they thought they’d never have.)今年彼らは、二度と迎えることができないと思っていた誕生日を祝った)」というフレーズが印象的です。
2023年9月の新製品発表イベント動画はこちらで視聴可能です。
不規則な心拍の通知は最新のOSで利用可能
Apple Watchでは、心臓の健康に関する以下の機能が利用できます。
- 高心拍数/低心拍数の通知
- 不規則な心拍の通知
- 心電図
心電図アプリを利用するには、Apple Watch Series 4以降(Apple Watch SEは除く)が必要です。
高心拍数/低心拍数の通知や不規則な心拍の通知機能は、watchOSとiOSの最新版が必要です。
なおAppleは、Apple Watchでは心臓発作は検知できないこと、不規則な心拍の通知機能は心房細動を常時監視しているわけではない、と説明しており、通知が届かなくても、胸の痛みや圧迫感、胸が苦しめられるような苦しさなど、体調不良がある場合は医師の診察を受けるよう案内しています。
心拍数の通知など、ヘルスケアデータを家族など指定した人と共有しておくことで、急な心拍数上昇/低下を家族が知り、病院に運び込んで一命を取り留めたケースも伝えられています。iPhone Maniaでは、ヘルスケアデータの共有設定方法の解説も含めてご紹介しているので、ぜひご一読ください。
Photo:Apple Japan/YouTube, Apple/YouTube, Appleサポート
(hato)
Source: iPhone Mania
Apple Watch新CM「誕生日を、これからも。」技術が救った、幸せな日々