Appleは最新のiOS17ベータの中で、複合現実(MR)ヘッドセットVision Proの名称を“Pro”を省いた「Vision」に変更したことが判明しました。これが廉価版のデバイスが登場する予兆なのかどうか、見極めが行われているようです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは最新iOSベータの中で「Apple Vision」へとデバイスの表記を変更。
2. 廉価版登場の兆しではないかとの憶測が飛び交っている。
3. “Vision”というのは単なる製品ジャンルの正式名称である可能性もある。
廉価版デバイス登場の予兆か、それとも?
米メディア9to5Macが、iOS17.3ベータ2の中でこれまであったApple Vision Proの表記が「Apple Vision」へと変更されているのに気づいたとのことです。
Apple Vision Proは米国で2月2日(金)に発売に至ることが明らかになったばかりですが、廉価版ヘッドセットが開発されているという噂はすでにあったため、名称の変更は新デバイス登場の予兆なのではないかとの見方もあるようです。
ですが、Apple公式Webサイトには製品ジャンルのタブに「Mac」「iPad」「iPhone」「Watch」「Vision」と表記されており、“Vision”というのは単なる製品ジャンルの正式名称である可能性も否めません。
“Pro”だけのApple製品はほぼ存在しない?
AppleはこれまでにAirPods Pro、iPad Pro、iPhone15 Proなど、様々な“Pro”がつく製品を販売してきましたが、Proのみがついている製品はハイエンドディスプレイのPro Display XDRのみで、通常は“Pro”なしの廉価版があります。
1月8日付けの最新のプレスリリースでもVision Proの名称自体は変わっていないため、これからデバイスの名前が変更されるという可能性は低いと言えそうです。
Photo:Apple
(lexi)
Source: iPhone Mania
「Apple Vision」が製品ジャンルの正式名称?