Appleは、クラシック音楽専門アプリ「Apple Music Classical」を、日本でも2024年1月24日に提供を開始すると発表しました。500万トラック以上のクラシック音楽を、高音質で再生可能です。Apple Musicの会員は、追加料金なしで利用可能です。海外から1年弱遅れで利用可能になります。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleが「Apple Music Classical」を1月24日に提供開始と発表。
2. 海外では2023年3月に公開されていたクラシック音楽専門アプリ。
3. 多様な検索方法で、500万曲以上を高音質で再生可能。
クラシック音楽に特化したアプリ
「Apple Music Classical」はクラシック音楽に特化した音楽再生アプリで、Apple Music会員(個人、学生、ファミリー、Apple One)であれば、追加料金なしで利用可能です。
Appleが最大規模とうたう500万トラック以上の楽曲から、演奏者、作曲家、指揮者、楽器、オーケストラなどの多様な条件で検索可能です。
最大192kHz/24ビットのハイレゾロスレスで、ドルビーアトモスの空間オーディオで再生可能で、対応機器へのAirPlayでのワイヤレス再生にも対応します。
数百のプレイリスト、作曲家の伝記、主要作品の詳細なガイドといったコンテンツも提供されます。
アプリの予約注文が可能
現在、App Storeではアプリの予約注文が可能となっており、「入手」をタップしておくとアプリ配信開始時に通知があり、自動でインストールされます。
アプリはiPhoneとiPad、iPod touchに対応しており、利用にはiOS15.4、iPadOS15.4以降が必要です。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
中国、韓国、台湾も同時に提供開始
App Storeの「Apple Music Classical」の説明文には、本稿執筆時点で「中国、日本、韓国、ロシア、台湾、トルコを除くApple Musicが提供されている世界中でご利用いただけます」の文言が残っていますが、1月24日以降は変更されるとみられます。
筆者が日本以外の上記の国・地域のApp Storeを確認してみたところ、中国、韓国、台湾のApp Storeでは1月24日公開の記述が確認できたため、アジア地域では同時公開となるようです。一方、ロシアとトルコではアプリページにアクセスできませんでした。
すでにユーザーガイドも公開
AppleのWebサイトでは、Apple Music Classicalユーザガイドが公開されており、楽曲の見つけ方、ライブラリの管理方法、プレイリストの作成・編集方法などが解説されています。
海外では2023年3月に提供開始
Appleは、2021年8月にクラシック音楽に特化した音楽配信サービスのPrimephonicの買収を発表した際、2022年中にクラシック音楽に特化したアプリを公開すると予告していました。
Appleの使用するバックエンドコードに「Apple Music Classical」の記載が見つかったことから、同アプリが2022年中に提供が開始されると期待されていました。
予告から数カ月遅れた、2023年3月に海外で提供が開始されたものの、日本では利用できませんでした。日本でも、約10カ月遅れでついに利用可能となります。
2023年5月には、Android版アプリの提供も開始されていましたが、日本での提供開始時期についての発表はありませんでした。
ちなみに、日本では「Apple Music Classical」アプリは提供されていませんでしたが、「Apple Music Classical」によるプレイリストは以前から公開されており、Apple Music会員であれば利用可能です。
Photo:App Store, Apple
Source: iPhone Mania
Apple Music Classical、1月24日に日本上陸!クラシックに特化