Appleのサプライチェーンに詳しい著名アナリストのミンチー・クオ氏によれば、米国で現地時間19日に予約注文が開始されるAppleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proの需要は高く、出荷に遅れが生じる可能性が高いとのことです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 米国で19日に予約注文が開始されるAppleのMRヘッドセットVision Pro。
2. 需要は高く、出荷に遅れが生じる可能性が高いとのこと。
3. Vision Proの成功の鍵は、競合製品に対する立ち位置とアプリとの見方。
競合製品に対する立ち位置とアプリが重要に
クオ氏いわく、Vision Proの需要の高さはAppleのコアなファンとヘビーユーザーによるものとのことで、予約注文が始まるとすぐに売り切れるになるだろうとのことです。
しかしながら、この需要が発売後にどこまで続くのかが製品としての成功につながるかの鍵になるそうです。特に重要になってくるのは競合製品に対する立ち位置と使用可能なアプリとのことです。
今年の出荷台数は多くて60万台?
クオ氏は、2024年度のVision Proの出荷台数について、40万台〜60万台になるとの見方を昨年9月に示しています。
出荷台数がそこまで多くない理由として、価格の高さによる需要の伸びなさや、搭載されるマイクロ有機EL(OLED)のディスプレイの低い歩留まりなどが挙げられています。
日本での発売は2025年になってからか
Vision Proは米国で2月2日(金)に発売となりますが、今年中にカナダと英国でも発売に至るとみられています。
ですが、日本での発売はもう少し後になってからとなる見通しで、今のところ2025年まで持ち越される可能性が高いといわれています。
Photp:Apple
(lexi)
Source: iPhone Mania
Vision Pro発売へ、需要は予想以上に良好?