何度もiPhoneを揶揄する動画を公開しているにも関わらず、それはGalaxyの販売増加にはあまり効果がなかったようです。
2023年の全世界におけるスマートフォンの販売台数において、iPhoneがGalaxyを上回ったことが確認されました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Samsungが定期的に公開しているiPhoneを揶揄する広告は、あまり効果を挙げていない模様。
2. 2023年の全世界におけるスマートフォンの販売台数において、iPhoneがGalaxyを上回った。
3. Galaxy S24シリーズ発表後すぐに、iPhoneにはAIが非搭載であることを揶揄するような広告が公開されるかもしれない。
Galaxyの販売不振が深刻
2023年の全世界におけるスマートフォンの販売台数は、Apple(iPhone)が2億3,460万台で1位を獲得、2位は2億2,260万台のSamsung(Galaxy)でした。
前年は、Galaxyの販売台数が2億2,260万台でiPhoneが2億2,230万台でしたので、iPhoneの販売台数は3.7%増加したのに対し、Galaxyの販売台数は13.6%減少したことになります。
Galaxyの減少率は上位5ブランドで最も大きく、販売不振は深刻です。
予想よりも売れているiPhone15/15 Pro
iPhoneの販売台数増加の理由は、Dynamic IslandをiPhone15とiPhone15 Plusに搭載したこと、iPhone15 Proシリーズがチタニウム合金製筐体を採用するなど真新しさを出したことにより機種変更を行ったユーザー数が多かったと予想されます。
また、iPhone14 Proシリーズが発売後しばらく品薄になったことで、最終的に機種変更を見合わせたユーザーも一定数いたと考えられます。
対して、Galaxyに関してはお膝元の韓国内においてもシェアが低下、iPhoneを選択するユーザーが増加しているとの指摘がありました。
韓国内における立て続けのApple Store開店も、iPhoneの販売に勢いがあることを伺わせます。
一両日中に発表されるGalaxy S24シリーズはフラットな筐体デザインを採用、ハイエンドモデルであるGalaxy S24 Ultraはチタニウム合金製筐体を採用するようですので、iPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズの勢いを止められるのか注目です。
Galaxy S24シリーズ発売後にはいつものように、iPhoneを揶揄する動画も公開されるかもしれません。今回の動画の訴求点は、「Galaxy S24シリーズには人工知能(AI)が搭載されているのに、iPhoneにはまだ搭載されていないの?」とでもなるかもしれません。
Photo:IDC, ICE UNIVERSE(@UniverseIce)/X
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Source: iPhone Mania
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