iPhone16 Proシリーズの1TBモデルは、搭載するNANDフラッシュをTLC(Triple Level Cell)からQLC(Quad Level Cell)に変更して原価削減を図る可能性があるとの予想が伝えられています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone16 Proシリーズの1TBモデルのNANDフラッシュは、TLCではなくQLCになる可能性が高い。
2. QLCになることで懸念される耐久性は、コントローラで上手く制御することで回避するのかもしれない。
3. iPhone16 Proシリーズは画面サイズを拡大しキャプチャーボタンを搭載するなど、販売価格が値上げされる要素が複数ある。
販売価格値上げ回避のためにQLC採用か
サプライヤー関連筋の情報として、iPhone16 Proシリーズの1TBモデルに搭載されるNANDフラッシュは、QLCになる可能性があるとのことです。
TLCからQLCになれば同容量での単価が下がりますが、耐久性(書き換え回数の上限)が低下することが懸念されます。
もっとも、その点はAppleも当然念頭においているでしょうから、コントローラで上手く制御することによりこれを解消してくるでしょう。
QLCの採用で、iPhone16 Proの1TBモデルが25万円以下になることを期待
iPhone16 Proシリーズは画面サイズを拡大、新たにキャプチャーボタンを搭載するなど製造コストが上昇する要素が複数ありますので、販売価格の大幅な上昇を抑えるために大容量NANDフラッシュについてはQLCの採用が検討されているのかもしれません。
特に、iPhone16 ProシリーズではiPhone16 Proもテトラプリズムレンズ搭載光学5倍望遠カメラを搭載すると噂されており、これは大きな値上げ要素と考えられます。
iPhone15 Proの1TBモデルの販売価格は税込234,800円ですので、何らかの製造コスト削減を行わないと、iPhone16 Proの1TBモデルは25万円を超える価格になってしまうかもしれません。
Source:キオクシア, Sûjåñ Tharu(@SujanTharu66)/X
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Source: iPhone Mania
iPhone16 Proの1TBモデルにQLC NAND採用?TLCから性能低下懸念