Appleが米国において、Apple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9の血中酸素ウェルネスを無効化した製品を、太平洋標準時1月18日午前6時(日本時間では1月18日午後11時)から販売すると発表しました。
Masimoとの特許侵害起訴に伴う今回の措置は今後1年以上続く可能性があり、それまではこれらの製品で血中酸素ウェルネスが利用できないことになりそうです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 米国で、太平洋標準時1月18日午前6時以降に販売されるApple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9では、血中酸素ウェルネスが利用できなくなる。
2. 血中酸素ウェルネスを立ち上げると、「利用できなくなりました」とのメッセージが表示される。
3. この問題の解決には、1年以上かかる可能性がある。
watchOSのアップデートではなく即時対処へ
Apple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9の血中酸素ウェルネスの無効化は、watchOS10.3正式版で行われると予想していましたが、即時実行されるようです。
なお、1月18日以前に米国で購入されたこれらのApple Watchにおける血中酸素ウェルネスの利用が制限されることはなく、日本のユーザーへの影響もありません。
米国では、太平洋標準時1月18日午前6時以降に販売されるApple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9で血中酸素ウェルネスが利用できなくなるとのことですので、購入後にユーザーが最初にアクティベーションする際にそうした措置を行うと予想されます。
これらの製品では、ユーザーが血中酸素ウェルネスを利用しようとすると「血中酸素ウェルネスは利用できなくなりました」とのメッセージが表示されるようになります。
この状況を考えれば、今秋発売されるであろうApple Watch Xでも米国では血中酸素ウェルネスが利用できない可能性がかなり高いでしょう。
Photo:Apple Hub(@theapplehub)/X
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Source: iPhone Mania
Apple Watch Ultra 2/S9の血中酸素ウェルネスを無効化し明日販売へ