Appleは現地時間7日、「指向性オーディオ搭載ウェアラブルデバイス(Wearable Device with Directional Audio)」と名付けた特許を米国特許商標庁(USPTO)から取得しました。
あのAIピンバッジにかなり近い?
Appleが取得した特許技術のデバイスは、衣服に装着するタイプのもので、音波をユーザーの耳だけに届けることができるとのことです。この音波は、他者による盗み聞きを制限するためパラメトリック配列のスピーカーによって集束させることができるそうです。これにより、イヤホンやヘッドホンを装着せずとも音声プライバシーを保つことができます。
一見したところ、元Appleエンジニアの男性が率先して開発を行ったHumane Ai Pinを彷彿させるところがかなりあります。
Ai Pinの評価は散々
Humane Ai Pinはかなりの期待感を背負ってデビューしたものの、実際出てきたデバイスは使用に耐えないとかなり酷評されていました。
Appleがもしこの手のピンバッジ型のAIデバイスを考えている場合、Humaneと同じ状況に陥らないように最善を尽くのではないでしょうか。
AppleのAIデバイスの噂は今のところなし
今回の特許により、Appleは音声ベースのAIデバイスを展開するのではないかと期待が高まりますが、今のところ新たなAIハードウェアの噂は聞かれていません。
新型ハードウェアとしてAppleはまず複合現実(MR)ヘッドセットVision Proの立ち位置を確立させなければなりません。Vision Proは日本でも近日中に発売に至ることを示唆する情報が出ています。
Source: AppleInsider
Source: iPhone Mania
Apple、あのAIピンバッジのような特許を取得