Apple Watchの10周年記念モデル「Apple Watch X」に関する噂を盛り込んだコンセプトデザインを、ドイツのデザイナー集団が制作・公開しました。Apple Watch Ultraをスリムにした印象の本体に、ディスプレイ内部にFaceTimeカメラを内蔵し、バンドには血圧測定用センサーを搭載しています。
10周年記念モデル「Apple Watch X」コンセプト画像
初代Apple Watchの発表から10周年となる今年、記念モデル「Apple Watch X」が発表されるのではないかと噂されています。
ドイツのデザイナー集団Wordsmattrが、これまでの噂を反映したApple Watch Xのコンセプトデザインを公開しました。
Apple Watch Xのデザインは、Apple Watch Ultraを薄くして突起を少なくした、直線的な形状です。エッジ部分はわずかにカーブしており、Apple Watch Ultraよりもソフトな印象を与えます。
バンドの内側には、搭載が噂される血圧測定機能のためのセンサーが内蔵されています。
画面のトップ部分には、短時間のFaceTime通話に対応可能な8メガピクセルのカメラが設置されています。
12メガピクセルを搭載するiPhone11以降のフロントカメラと比べると画素数は少ないものの、iPhone SE(第3世代)の7メガピクセルに近い画素数です。
外観デザインを刷新、薄型ロジックボード搭載か
Apple Watch Xについては、本体デザインの変更により従来のバンドとの互換性がなくなる、とBloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。
サプライチェーンの動向に詳しい台湾メディアDigiTimesは、Apple Watch Xには従来よりも薄型のロジックボードが搭載される、と報じています。
テクノロジーメディアiMoreは、Apple Watch Xではデザインの刷新だけでなく、iPhoneがないと使えない現在の位置付けも見直すべきではないか、と提言しています。
ヘルスケア機能の更なる進化に期待
ご紹介したのは、噂をもとにしたイメージであり、Apple Watch Xが発表されるであろう9月まで、その姿を目にすることはありません。
精度の高い心拍数センサーによって多くのユーザーの命を救ってきたApple Watchに、血圧測定機能が搭載されすれば、さらに多くのユーザーの健康に貢献できることが期待されます。
なお、Apple Watchの心房細動履歴機能は、まだ日本では利用できませんが、2024年5月8日付けで日本でも承認されており、9月と見込まれるwatchOS11正式版での対応が期待されます。
Source: Wordsmattr via 9to5Mac
Source: iPhone Mania
10周年記念の「Apple Watch X」、血圧測定、カメラ搭載のイメージ画像