2020年モデル以降のiPad Proには、広角カメラに加え超広角カメラが搭載されていたのに対し、先日発表されたiPad Pro(M4)に搭載されたのは広角カメラだけで、超広角カメラを廃止しています。
その理由を、Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」の有料版の質問コーナーで解説しています。
iPad Pro(M4)の超広角カメラ廃止は予想外
ガーマン記者は、iPad Pro(M4)が超広角カメラを廃止したのは予想外だったと述べています。
AppleがiPad Pro(M4)に超広角カメラを搭載しないことを決断した理由について同記者は、超広角カメラを利用しているユーザーが少なく、それなら搭載しないほうが内部スペース拡大に有利だからと推察しています。
安っぽいデザインに(筆者所感)
確かにガーマン記者の指摘通りなのかもしれませんが、11インチiPad Pro(第1世代)や11インチiPad Pro(第3世代)を愛用してきた筆者にとって、11インチiPad Pro(第3世代)への機種変更の理由の1つはリアカメラが2眼になり高級感が増したと感じたことでしたので、今回の変更は改悪と感じています。
斜め配置の2眼カメラ待望論
ソーシャルメディアなどでもそうした意見が散見され、リーカーのMajin Bu氏(@MajinBuOfficial)は、「斜め配置の2眼カメラのほうがデザインに優れると思う」と、イメージ画像と共に投稿しています(LEDフラッシュを描き忘れたのは同氏も認識)。
海外と日本で異なる新型iPad miniへの期待
ガーマン記者は質問コーナーで、iPad miniの新モデルに関する見通しも示しています。
Appleは、搭載チップを新しいものにしたiPad miniを開発していますが、発表されるとしても早くて2024年末と同記者は予想しています。
ディスプレイサイズが大きくなったiPhoneとiPad miniとの差別化が難しくなっており、「ユーザーにとってiPad miniの必要性が曖昧になってきている」とガーマン記者は述べていますが、これは海外での見解であり、こと日本では12インチMacBookの後継モデル(復活)と共に、新型iPad miniに対するユーザーの期待は大きいものです。
Source:Power On/Bloomberg
Photo:Majin Bu(@MajinBuOfficial)/X, Apple
Source: iPhone Mania
iPad Pro(M4)が超広角カメラを搭載しなかった理由は?著名記者が解説