iPhoneユーザーが、「設定アプリ」から「バッテリーの状態」を確認できるようになってからしばらく経ちますが、iPadではこれまで、この機能は利用できませんでした。しかし、先週発表された全ての新型iPad Pro(M4)とiPad Air(M2)では、バッテリーの状態を確認できるメニューが追加されたことが明らかとなりました。
バッテリー充電を80%までに抑制する機能も追加
なお、バッテリーの状態のメニューが追加されただけでなく、iPhone15シリーズと同様、iPad Pro(M4)とiPad Air(M2)では、バッテリー充電を80%までに抑制し、バッテリーの寿命を長く保つための機能も提供されています。これにより、iPadのバッテリー残量が80%に達すると自動的に充電が停止されます。
旧モデルのiPadでは残念ながら、最新バージョンのiPadOS17.5にアップデートしても、この機能は利用できないということです。そのため、旧モデルのiPadを利用している場合は、サードパーティーアプリを使ってバッテリーの状態を確認する必要があります。また、バッテリー充電を80%までに抑制する機能も備えられていません。Appleが将来のソフトウェア・アップデートで、同機能を追加する可能性はありますが、最新のiPhoneだけが、こうした機能を備えていることを考えると、その可能性は低そうです。
新型iPad ProとiPad Airは、日本時間5月15日より発売されています。
新型iPad Proの魅力
新型iPad Proは、デバイス自体が薄く軽くなり、M4プロセッサが搭載されたことによりM2モデルと比べて処理性能は1.5倍高速化されました。なお、新型のNeural Engineによって、人工知能(AI)の処理能力も大幅に改善されています。また、新しくなったMagic Keyboardも軽量化が図られています。
さらに、内部構造が見直され、剛性が格段に強化、放熱性も向上しているということです。そのほか、iPadシリーズで初めてタンデムOLEDディスプレイが搭載されました。
新型iPad Airの魅力
新型iPad Airは、シリーズで初めて11インチと13インチの2つのサイズから選べるようになりました。 M2プロセッサを搭載したことで、処理速度はM1モデルよりも30%高速化、AIを活用した高度な作業もより高速にこなせるようになっています。
筆者は、10.2インチiPad(第9世代)を使用していますが、iPadでは動画を見る程度なので、バッテリーの状態が確認できるようになり軽量化・高速化がなされたからといって、買い換えようとは思いませんでした。
しかし、iPadを仕事などで多用する人にとっては、AIの処理能力も向上したこともあり、これらの新型iPadに買い替えるメリットは大いにあるのではないでしょうか。
Source:9to5Mac via iCulture
Photo:9to5Mac
Source: iPhone Mania
新型iPad ProとiPad Airで、「バッテリーの状態」が確認できる機能が追加