Appleは、昨年度App Storeでどれだけのアプリが政府要請で取り下げられたかなどの情報を公開しました。「App Storeの透明性レポート」は、公式サイト上で誰でも閲覧可能となっています。
最もアプリ削除要請が多かったのは中国
A4ページ2枚の「2023年度App Storeの透明性レポート(2023 App Store Transparency Report)」によれば、昨年1,462個のアプリが政府要請により取り下げられたとのことです。
最も取り下げ要請が多かったのは中国本土で、アプリ数は1,285個となっています。
その次は韓国がアプリ数103個と、意外と多くの削除要請を出していたことが伺えます。
ランキングは、インド(30個)、ロシア(12個)、インドネシア(8個)、リトアニア(5個)、ウクライナ(5個)と続いています。
削除理由ナンバーワンは「パフォーマンス」
政府要請ではなく、Appleの判断によってストアから削除されたアプリの多くは、「パフォーマンス」がその理由と説明されています。
その次に多かったのは「法律上の理由」で、何かしらの法律に反していたため削除されたアプリが多かったようです。
悪質なアプリの削除件数も公開
他にも、「詐欺」が理由で削除されたアプリが35,245個、「スパム」が639個、「模倣」が268個と、悪質なアプリの削除理由とその削除数も公開されています。
削除されたアプリで最も多かったのは「ゲーム」アプリで、17,853個となっています。
その次に多かったのは「ユーティリティ」アプリで、17,779個となっています。
Source: Apple
Photo: Apple
Source: iPhone Mania
Apple、2023年度の「App Storeの透明性レポート」を公開