AppleはiPhone16シリーズおよびiPhone16 ProシリーズとiOS18で人工知能(AI)関連機能の実装を本格化させ、iPhone17シリーズおよびiPhone17 Proシリーズで完成度を高める可能性が高そうです。
また、Samsung Displayなどが製造する折りたたみディスプレイの品質向上策に一定の目処がたったからか、2026年にApple製の折りたたみデバイスが発売されるとサプライチェーン関係者が予想していることが明らかになりました。
AI関連機能強化が、販売台数増加に重要
iPhoneにおけるAI対応は、2025年モデルであるiPhone17シリーズおよびiPhone17 Proシリーズが完成形になり、Huaweiが販売台数を増やしている中国市場において反転攻勢のきっかけとなり、販売台数が好転するとプリント基板のサプライヤーが予想していることを、DigiTimesが有料レポートで伝えています。
サプライヤー関係者は、iPhoneの販売台数増加における課題はiPhone自体の魅力向上が重要であり、HuaweiのスマートフォンやGalaxyシリーズの影響は軽微だと述べています。
そのために重要なのはAI関連機能の強化であり、iPhoneだけではなくApple製品全般の課題として、新型iPad ProにM4が搭載されたのは最初のきっかけとなるものでしょう。
Androidスマートフォンは現状、iPhoneユーザーへの魅力訴求力不足と指摘
そもそも、Androidスマートフォンの価格性能比や、一部のハイエンドAndroidスマホのカメラスペックが優れているとしても、それだけでiPhoneのユーザーが乗り換える理由にはなりにくいとDigiTimesは指摘しています。
2026年に、折りたたみiPhoneか折りたたみiPad発売と予想
iPhoneにおけるAI関連機能の強化は、2026年に発売される折りたたみデバイスでも行われる見通しです。
この折りたたみデバイスに関し、折りたたみiPadとの予想と、折りたたみiPhoneとの予想があります。
最近の噂では、折りたたみ可能で通話可能なデバイス、というものがありましたので、折りたたみiPhoneが実態に近いのかもしれません。
ただし、展開した際のメインディスプレイサイズは8インチ程度になりそうですので、展開するとiPad mini程度の大きさになるのでしょう。
市場成長率が低い折りたたみスマートフォン、Flipタイプに課題
Apple製の折りたたみデバイスが登場しないことで、同社の開発力を疑う声もありますが、アナリストや海外主要メディアの見立てとして、「折りたたみスマートフォン市場自体の成長率が低く、開発投資先として優先順位が低い」「満足できる品質のディスプレイが入手できるまで、発売を急ぐ必要はない」というものが多い状況です。
実際に、横に展開するGalaxy Z Fold5タイプの折りたたみAndroidスマートフォン市場はある程度の伸びを示していますが、縦に展開するGalaxy Z Flip5タイプの折りたたみAndroidスマートフォン市場の成長率は期待外れで、中国のベンダーを中心に新機種投入を見合わせる可能性が高そうです。
期待のGalaxy Z Fold6 FEは開発中止に!?
予想販売価格が114,800円と噂され、折りたたみスマートフォン市場拡大の起爆剤になると期待されているGalaxy Z Fold6 FEですが、開発中止になったとの情報がありました。
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Source: iPhone Mania
iPhone17がAIに本格対応、折りたたみiPhoneが2026年発売と業界筋予想