Appleは現地時間5月28日、iOS17.5の署名を停止し、iOS17.5.1へとアップグレードしたユーザーは、iOS17.5へのダウングレードはできなくなりました。5月20日にリリースされたiOS17.5.1が、現在利用可能な一般公開されている唯一のiOSバージョンになります。
iOS17.5では、バグの修正およびセキュリティアップデートが行われ、新しいプライドラディアンスの壁紙がロック画面に追加、意図しない追跡を防ぐ新たなトラッキング通知が導入されました。
iOS17.5.1では削除した写真が復活するバグが修正
Appleは、ユーザーにOSを最新の状態に保つことを推奨しており、新しいバージョンが公開された後、旧バージョンのiOSへの署名を定期的に停止しています。これは通常、新しいバージョンがリリースされてから1〜2週間後に行われます。
iOS17.5.1では、削除した写真がiPhone上で復活するバグが修正されました。なお、Appleは後日、このバグの原因がiCloud写真がでないことを明らかにするなど、不具合の詳細を9to5Macに語っています。
次期iOS18では多くのAI機能が導入
次期iOS18では、多くの人工知能(AI)機能が追加される予定です。先日、Bloombergのマーク・ガーマン記者は、iOS18で10の新しいAI機能が提供されると報じました。この機能の中には、絵文字の自動生成、SafariのWeb検索の強化、ボイスメモでの文字起こしなどが含まれるということです。
6月10日から開催される世界開発者会議(WWDC)でも、AI関連機能の紹介に重点が置かれると予想されています。
iOS18は、史上最大級のアップデートになると言われていますが、逆に「使い勝手が悪い」「使い方が分からない」といったユーザーが増えることも懸念されます。iOS18にアップデートされてからのユーザーの声にも、今後、注目していきたいところです。
Source: MacRumors
Source: iPhone Mania
iOS17.5の署名停止。iOS17.5.1からのダウングレードは不可に