Appleが海外の一部のWebページで、iPad Air(M2)のGPUコア数表記を10コアから9コアに変更したことが明らかになりました。
2024年6月2日午前10時25分時点で、日本でのiPad Air(M2)の仕様欄のGPUコア数表記は10コアのままです。
米国でのiPad Air(M2)の仕様欄など一部変更
Appleが海外の一部のWebページで、iPad Air(M2)のGPUコア数表記を10コアから9コアに変更したのは、最近10日以内のことと9to5Macは説明しています。
米国のiPad Air(M2)の仕様欄では、GPUコア数表記が9コアになっています。
一方、日本のiPad Air(M2)の仕様欄では、GPUコア数表記が今でも10コアのままです。
ただし、実際は9コアが正しいようで、Geekbench Metalスコアは10コアのものよりも低いとApple Insiderが指摘しています。
9コアGPUのM2に変更した理由を推察
この件についてAppleからの説明はなく、米国でも全てのページの表記が変更された訳ではないため、詳細は明らかになっていません。
コスト削減策?
もしもiPad Air(M2)のGPUコア数が10コアではなく9コアなのだとすれば、10コアチップを基本に1つのGPUコアを無効化して9コアとしているのかもしれません。
その場合、10コアチップに不良GPUコアが1つ含まれていても9コアGPUチップとして出荷できることになり、歩留まり率が向上します。
いざiPad Air(M2)を発売したら、十分な数のM2を確保するのが難しくなったのかもしれません。
この手法なら、A12XとA12Zのように10コアGPUのM2を、年次改良モデルとして将来的に搭載する余地があります。
ディスプレイ輝度と同様、13インチモデルのみ10コアGPUの可能性は?
もしくは、ディスプレイ輝度が13インチiPad Air(M2)のみ100ニト高いように、モデル間でGPUコア数が異なるのかもしれません。
Appleからの説明が待たれます。
Source:Apple (1), (2), 9to5Mac, Apple Insider
Photo:Apple
Source: iPhone Mania
iPad Air(M2)のGPUコア数表記を10コアから9コアに変更〜コスト削減策?