iOS18ではコントロールセンターが改善されると報じたBloombergのマーク・ガーマン記者が、iOS18では再生中の楽曲の操作がしやすくなると伝えています。このほか「設定」アプリがスッキリしたデザインになり、検索機能も強化されるようです。コントロールセンターの刷新の背景について考察してみました。
「設定」アプリがスッキリ、検索機能強化、コントロールセンター機能向上
iOS18では、「設定」アプリがスッキリしたデザインへと変更され、検索機能が大幅に強化されるほか、コントロールセンターで再生中の楽曲を表示する新しいウィジェットが導入され、スマートホーム機器の操作性が向上する、とBloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレターPower Onで報じています。
検索機能は、iOS18だけでなく、macOS 15でも同様に強化されるとのことです。
2017年から大きな進化のないコントロールセンター
iOS17のコントロールセンターは、2017年のiPhone Xから大きく変わっておらず、ホーム画面のデザインが刷新されると噂のiOS18でデザインのアップデートが行われるのは妥当と思われます。
再生中のコンテンツの情報は、アイコン2つ x 2つ相当の大きさで、タイトルとアーディスト名のほか再生/一時停止とトラック送り、戻し、外部機器接続状態のアイコンしか情報が表示されません。
アルバムアートワークや、再生中の位置を示すバーを表示するには、コントロールセンターを長押しする必要があります。
また、コントロールセンターのHomeKit機器のアイコンは、配置をユーザーが自由に変更できずアイコンも小さいので、iOS18で操作性の向上が期待されます。
Dynamic Islandとの棲み分けが進む?
ガーマン氏が伝えたコントロールセンターのアップグレードには、Dynamic Islandの存在も関係しているのではないか、と筆者は考えます。
Dynamic Islandは、2022年にハイエンドモデルのiPhone14 Proで導入され、翌年にはスタンダードモデルiPhone15にも搭載されました。
楽曲の再生中はDynamic Islandにはアートワークと音が波打つアイコンが表示され、長押しすると、コントロールセンターを長押しして表示するのと同等の情報が表示されます。
Appleが今後のiPhoneにDynamic Islandを搭載する計画なら、機能が重複するコントロールセンターの役割を見直す考えなのではないでしょうか。
ただし、Dynamic IslandのないiPhone13以前のモデルも当面はiOSのサポート対象となること、iPadにはDynamic Islandがないことを考えると、Dynamic Islandのないモデルでも再生中の楽曲を操作できる機能はコントロールセンターにも残されるでしょう。
むしろ、iPadOSのコントロールセンターは画面の大きさの割に小さいので、さらに多くの機能が盛り込まれるかもしれません。
Source: Power On/Bloomberg via 9to5Mac
Source: iPhone Mania
iOS18で楽曲操作が快適に!コントロールセンターが進化する理由とは?