現地時間2024年7月10日にパリで開催されるイベントで発表される見通しのGalaxy Z Flip6について、カバーディスプレイがGalaxy Z Flip5が採用する有機EL(OLED)から液晶に変更される可能性が高いことが、流出したスペック表から明らかになりました。
カバーディスプレイの種別が製造コストの安い液晶に変更されても、販売価格は値上げされる可能性が濃厚です。
カバーディスプレイの大きさと解像度は変わらず、種別を液晶に変更
流出したスペック表から、Galaxy Z Flip6のカバーディスプレイはIPS液晶に変更されるようです。
ただし、Galaxy Z Flip6のディスプレイサイズは3.4インチ、解像度は720×748ピクセルで、この点はGalaxy Z Flip5と変わりません。
ディスプレイ種別以外にも部品単価合計金額値上がりに繋がる要素
製造コストの安い液晶ディスプレイに変更されても、Galaxy Z Flip6の販売価格は値上げされる可能性が高いと考えられています。
液晶ディスプレイに変更されるのはカバーディスプレイだけであり、メインディスプレイはOLEDディスプレイを継続採用することから、部品単価削減効果は低いのかもしれません。
また、それ以上にアップグレードされるカメラ関連部品や、搭載するチップの価格上昇による仕入れ価格上昇の影響の方が大きいのでしょう。
Exynosを3nmプロセスで製造できていれば・・・
搭載するチップの課題は、自社製チップであるExynosが期待される性能を発揮し、3nmプロセスで十分な良品が製造できていればFlipタイプはSnapdragonにこだわらずにExynosを選択することで解決できたと予想されます。
しかし、Samsungの3nmプロセスは自社製品に搭載するのを断念するほど歩留まり率が低く、それは20%以下との衝撃的な情報(噂)もありました。
Source:9to5Google
Photo:Phone Arena
Source: iPhone Mania
Galaxy Z Flip6、カバーディスプレイがOLEDから液晶に変更も値上げ濃厚