Appleの新しい人工知能(AI)機能、Apple Intelligenceの顔となる新しいSiriをフルに利用できるようになるのは、2025年春のiOS18.4になる、とBloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。2024年のうちに利用可能となるのは、Siriの新しいデザインやChatGPTとの統合にとどまる模様です。
Apple Intelligenceの顔、新しいSirii
Appleが6月の世界開発者会議(WWDC24)で華々しく発表した独自の人工知能(AI)機能、Apple Intelligenceでは、Siriがユーザーの接点として重要な役割を果たします。
新しいSiriは、ユーザーの状態を把握し、ユーザーが画面上で見ているものも認識したうえで、最適な提案をしてユーザーを支援することが可能となります。
新しいSiri、フル機能はiOS18.4で提供
しかし、新しいSiriの全機能が利用可能になるのはもうしばらく先になる、と関係者から聞いた情報として、Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレターPower Onで伝えています。
画面の周囲全体が光るようになる新しいデザインや、ChatGPTの統合などは2024年後半に利用可能となります。
しかし、Apple Intelligenceのフル機能の提供が2025年になるのと同様に、新しいSiriの機能全体が利用できるようになるのは、2025年1月に開発者向けベータが開始されるiOS18.4の一部としてであり、一般ユーザー向け正式版が公開されるのは2025年春になるそうです。
また、ガーマン氏は先日、Vision ProでApple Intelligenceが利用可能になるのも、2025年になる見込みだと報じています。
さらに、HomePodに代表されるホームデバイスでApple Intelligenceが利用できるのは、ガーマン氏が以前伝えた家庭用ロボットデバイスの登場まで待つ必要がある、とのことです。
アメリカ英語以外への対応は2025年の予定
Apple Intelligenceは、2024年秋に公開予定のiOS18やiPadOS18、macOS Sequoia向けに、ベータ版として提供されますが、利用できるのは言語をアメリカ英語に設定している場合のみで、アメリカ英語以外への言語への対応は2025年と予告されています。
2025年には、日本語環境でApple Intelligenceや新しいSiriのフル機能を利用できることに期待したいところです。
Source: iPhone Mania
Apple Intelligenceの顔、新Siriは来春のiOS18.4で登場か