米コロラド州で、飼い犬が誤ってコンロを着火させてしまい、火事が発生するという事件が6月末にありました。火の手が上がっていることを、寝ていた家族に伝えたのはなんとAppleのスマートスピーカーHomePodだったとのことです。どのようにしてこのようなことが可能になったのでしょうか。
HomePodからの「高温警告」で異常に気づく
コロラドスプリングス消防局によれば、家族はHomePodから「温度が高くなっている」との通知を受け取り、火事に気づいたとのことです。とはいえ、HomePodには高温を知らせる機能はありません。
米メディアMacRumorsによれば、おそらく「サウンド認識」が動作した可能性があるとのことです。HomePodが火災報知器から発される音を感知し、それをデバイス所有者に伝えたという形です。
しかし、火災報知器が鳴っているのに家族が気づかず、HomePodだけが察知するということがあり得るのかという疑問の声も上がっています。
「サウンド認識」がオンになっていることを確認するには
Appleが公開するHomePodユーザーガイドによれば、「サウンド認識」によって、ホームの煙感知器および一酸化炭素検知器の警報音をHomePodが検知して、お使いのiPhone、iPad、またはApple Watchに通知を送ることができるとのことです。
サウンド認識のオン/オフの切り替えを行うには、以下の手順に従います。
- iPhoneまたはiPadでホームアプリを開きます。
- をタップしてから、「ホーム設定」をタップします。
- 「安全とセキュリティ」をタップします。
- 「サウンド認識」をタップしてから、「煙と一酸化炭素警報」をオンにします。
新しいホームアーキテクチャになっている必要あり
Appleによると、サウンド認識を使用するには、新しいホームアーキテクチャにアップグレードする必要があります。
アップグレードの前に、まずiPhone、iPad、HomePod、Apple Watch を最新のソフトウェアにアップデートしておくことが奨励されています。
その後、ホームアプリの「ホーム設定」から、「ソフトウェアアップデート」を選択し、「“ホーム” のアップグレードをおすすめします」の下で「詳しい情報」をタップし、画面の案内にそってアップグレードします。
Source: MacRumors, Apple (1), (2)
Photo: Apple
Source: iPhone Mania
HomePodが家族の命を救った?意外な機能が作動