Googleは8月1日、メッセージの標準規格であるRCS(リッチコミュニケーションサービス)にiPhoneが対応することを祝福する動画広告を公開しました。iPhoneなどApple製品は、これまでRCSに非対応でしたが、2024年秋公開のiOS18でRCSに対応します。
「RCSがついにiPhoneにやってきます」
GoogleがAndroid公式YouTubeチャンネルで公開した動画は、「RCSがついにiPhoneにやってきます」というメッセージで始まります。
iPhoneのRCS対応により、以下のメリットがあると紹介しています。
高解像度で鮮明な写真やビデオ
iPhoneとAndroid間でのスムーズなグループチャット
既読通知、入力中のアニメーション
動画はこちら
Googleが公開した動画「RCS and the future of cross-platform texting(RCSとクロスプラットフォームメッセージの未来)」はこちらでご覧ください。再生時間は30秒間です。
Google、Appleの発表より前にRCS対応時期を漏らしていた
高機能メッセージサービス規格であるRCSは、Androidは以前から対応していた一方、AppleはGoogleからの度重なる呼びかけにも関わらず、より強固なセキュリティが確保できる独自のiMessageをRCSに対応させていませんでした。
しかし、2024年秋に公開予定のiOS18で、iPhoneがRCSに対応し、AndroidスマホとOSの違いを意識せずにやり取りが可能となります。
Appleは2023年11月に、iMessageをRCSに対応させると発表し、対応時期を2024年後半と予告していました。そして、iOS18の発表とあわせて2024年秋の対応を正式に発表しました。
ちなみにGoogleは、Appleが対応時期を発表する前の3月に、フライングで「Appleは2024年秋にRCSに対応すると発表しました」と予告していました(その後、記事を削除)。
RCSの次バージョン策定も進行中
RCSの規格を策定する業界団体GSMAは、次バージョンの規格策定を進めています。
次の規格では、Apple Intelligenceで導入される、独自絵文字作成機能のGenmojiなどを使ったリアクション機能への対応や、メッセージ送信後の編集や取り消しへの対応などが盛り込まれます。
Source: 9to5Google
Source: iPhone Mania
Google、iPhoneのRCS対応を動画で祝福