Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、今年4月〜6月の業績発表での質問で、OpenAIの生成AIチャットボットChatGPTのiOS 18への統合は今年末までに実現する見通しであると答えました。
まずは英語での展開のみ
今年末までにChatGPTのiPhone統合が実現するといっても、言語は英語(アメリカ)のみの対応となり、その他の言語は来年になるとのことです。
ChatGPTはApple Intelligenceの一環として追加されますが、Apple IntelligenceはすべてのiPhoneで利用できるわけではなく、モデルに応じて使えない機能があるので注意が必要です。
少なくとも、iPhone15 Proシリーズ以降のデバイスであれば間違いなくすべての機能が使用できます。
ChatGPTの有料版がiPhoneでは無料で利用可能に
AppleはOpenAIとの取引で、通常は有料で提供されるGPT-4oモデルをiPhone上では無料で提供できることになっています。
AppleとOpenAIの間にはいっさい金銭のやり取りは今のところなく、AppleはOpenAIにユーザーベースを提供し、OpenAIはAppleにAI機能を補完するというウィン・ウィンの関係が結ばれています。
AIに全集中のApple
Appleは従業員の多くをAI事業に専念させており、着実にAI機能の展開に向けて歩みを進めている、とクックCEOは述べています。
Appleは地域ごとのAI機能導入についても規制当局に対して働きかけを行っているとのことです。
Source: MacRumors
Source: iPhone Mania
ChatGPTのiPhoneへの統合は今年末までに実現へ