iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズ向け有機EL(OLED)ディスプレイの量産が順調に推移していると、韓国メディアET Newsが伝えています。
報道通りであれば、iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズの初期在庫が不足する懸念はなさそうです。
年内に約1億2,300万枚を製造見込み
iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズ向けOLEDディスプレイの量産は7月に、Samsung DisplayとLG Displayにおいて開始された模様です。
昨年と異なるのはLG Displayの製造割合が増加していることで、Samsung Displayが約8,000万枚、LG Displayが約4,300万枚を担当しますが、LG Displayは1,000万枚以上増加します。
LG Display、利益率の高い製品受注続く
Samsung DisplayがiPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズの4モデル全てのOLEDディスプレイを供給するのに対し、LG Displayが担当するのはiPhone16 Proシリーズの2モデルだけですので、利益率の高いものを受注したうえでその数量も増えたということになります。
LG DisplayはiPad Pro(M4)向けタンデムOLEDの製造割合も高く、利益率の高い製品を中心に受注枚数を伸ばしています。
iPhone16 Proシリーズが全体の約60%占める?
モデル別製造割合としてはiPhone16 Proシリーズ向けが全体のおよそ60%近くなる模様で、ベースモデル(iPhone16およびiPhone16 Plus)よりもProシリーズが人気を集めるとの予測のもとにOLEDディスプレイも製造されています。
ベースモデル向けOLEDディスプレイの製造をSamsung Displayとともに担当する見通しの中国BOEですが、昨年同様、Appleによる量産承認が遅れているとET Newsは述べています。
BOEはiPhone SE(第4世代)向けOLED受注と噂
BOEは、iPhone13向けOLEDディスプレイと全く同じと噂されるiPhone SE(第4世代)向けOLEDディスプレイの量産開始にも取り組んでいると予想されます。
Source:ET News
Photo:Apple Hub/Facebook
Source: iPhone Mania
iPhone16/16 Pro発売に向けOLED量産順調〜初期在庫不足懸念なし?