Apple Watchに搭載する予定だったマイクロLEDディスプレイ製造計画が中止されたことに伴い、協力企業の1社だったLG DisplayがAppleとの間で補償金を巡る交渉を開始したようです。
マイクロLEDディスプレイ製造計画開始は2022年下半期
韓国メディアThe Elecによれば、LG Displayは2024年6月末までの間に、Appleに対してApple Watchに搭載する予定だったマイクロLEDディスプレイの製造に向けて事前投資した費用を補償するよう求める交渉を開始したとのことです。
Apple Watch向けマイクロLEDディスプレイ製造計画は2022年下半期(7月〜12月)に具体化され、LG Displayは製造装置の移設を進め、設置場所や開発者の確保も行ったとThe Elecは説明しています。
マイクロLEDディスプレイ製造計画、およそ1年半で中止
報道通りであれば、Apple Watch向けマイクロLEDディスプレイ製造計画は開始からおよそ1年半で中止されたことになります。
他の協力企業も補償金支払い交渉を開始か
AppleがLG Displayへの補償金支払いに合意した場合、iPhoneおよびiPad Pro向け有機EL(OLED)ディスプレイの仕入れ代金に上乗せして支払われる可能性が高いと、The Elecは述べています。
LG Displayが補償金を受け取れる場合、他の協力企業もそれをAppleに求めることが予想されます。
Source:The Elec
Photo:Apple, 画像内テキスト:iPhone Mania
Source: iPhone Mania
Apple Watch向けマイクロLEDディスプレイ製造計画が終焉〜協力企業と補償交渉