Googleは、自社生成AIである「Gemini」を搭載したPixel 9シリーズを発表しましたが、同社はGeminiがいかに様々なタスクをサードパーティーAIに頼らずに提供できるかを強調しています。
オンデバイスで他社AIに頼らないGemini
GoogleのGeminiは、デバイス上のみで処理を行いながらも、広範囲にわたるタスクをこなすことができます。
Pixel 9の発表と同時にGeminiのプロモーションも行っているGoogleは、自社AIについて次のように述べています。
GeminiはGoogleアプリおよびAndroidと深く統合されており、複雑なクエリも、あなたが知らない、もしくは信頼できないサードパーティーのAIプロバイダーに頼ることなく処理することができます。
Appleは今年の世界開発者会議(WWDC24)で、Apple Intelligenceの売りの一つとしてOpenAIのChatGPTの統合を発表しましたが、Google Geminiのアプローチはそれとは大きく異なることがわかります。
なお、AppleはChatGPTのみならず、Geminiの統合も視野に入れており、複数のサードパーティーAIプロバイダーを使用しなければならない状況となっています。
Pixel 9、9 Proとは?
Googleは、Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Foldの4つのモデルをGemini標準搭載デバイスとして発表しました。
Pixel 9シリーズはすべて、AI処理のためにカスタムメイドされたGoogle Tensor G4を搭載しています。
RAM容量もPixelは12GB、Proモデルは16GBとたっぷりで、バッテリー寿命やカメラ技術も前モデルと比べて改善されています。
Source: MacRumors (1), (2)
Photo: Google
Source: iPhone Mania
Google Gemini、Appleとの差別化を強調〜「他社AIに頼らない」