印メディアSmartprixが掲載した、流出したとされるiPhone SE(第4世代)の公式プロモーション画像とするものから、販売価格は4,199人民元(RMB)になる可能性が指摘されています。
中国での各iPhoneの販売価格から独自試算すると、iPhone SE(第4世代)はiPhone16よりも税込29,000円〜税込39,000円安くなる可能性があります。
iPhone SE(第4世代)の仕様と価格情報流出?
流出したとされるiPhone SE(第4世代)の公式プロモーション画像から、同モデルの販売価格は4,199人民元(RMB)になる可能性があるようです。
これは、iPhone13の128GBモデルの販売価格である4,699人民元(RMB)よりも安い設定です。
販売価格が近いモデル同士で仕様と価格を比較
iPhone SE(第4世代)の仕様や価格に関する噂を、iPhone SE(第3世代)およびiPhone13の仕様と価格とを比較すると、下記のようになります。
項目 | (第4世代) | iPhone SE(第3世代) | iPhone SEiPhone13 |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL | 4.7インチ 液晶 | 6.1インチ 有機EL |
リアカメラ | 広角 4,800万画素 | 広角 1,200万画素 | 広角 1,200万画素 超広角 1,200万画素 |
チップ | A18 | A15 Bionic | |
RAM容量 | 6GBか8GB | 4GB | 4GB |
生体認証 | Face ID ノッチ | Touch ID | Face ID ノッチ |
(人民元,RMB) 128GBモデル | 販売価格4,199人民元 (RMB) | 3,899人民元 (RMB) | 4,699人民元 (RMB) |
販売価格(税込,円) 128GBモデル | 日本での75,800円 〜 85,800円 | 69,800円 | 95,800円 |
適用為替レート次第で税込8万円以下の可能性あり?
中国でのiPhone13の販売価格から独自試算すると、iPhone SE(第4世代)の日本での販売価格は税込85,800円になります。
しかし、中国でのiPhone SE(第3世代)の販売価格から独自試算すると、iPhone SE(第4世代)の日本での販売価格は税込75,800円と、税込8万円以下の可能性も見えてきました。
iPhone SE(第4世代)とiPhone16の予想販売価格を比較
次に、iPhone SE(第4世代)の仕様や価格に関する噂を、iPhone16のそれとを比較すると、下記のようになります。
項目 | (第4世代) | iPhone SEiPhone16 |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL | 6.1インチ 有機EL |
リアカメラ | 広角 4,800万画素 | 広角 4,800万画素 超広角 1,200万画素 |
チップ | A18 | |
RAM容量 | 6GBか8GB | 8GB |
生体認証 | Face ID ノッチ | Face ID Dynamic Island |
(人民元,RMB) 128GBモデル | 販売価格4,199人民元 (RMB) | 4,699人民元 (RMB) |
販売価格(税込,円) 128GBモデル | 日本での予想75,800円 〜 85,800円 | 124,800円 |
iPhone16との違い、Apple Intelligence対応は?
iPhone16の販売価格はiPhone15と変わらないと噂されていますので、その場合、128GBモデルは税込124,800円になります。
これをiPhone SE(第4世代)の128GBモデルの予想販売価格と比べると、税込29,000円〜税込39,000円安くなると期待されます。
両モデルの違いは、iPhone SE(第4世代)には超広角カメラとDynamic Islandが搭載されないとみられている点です。
最大の注目点はRAM容量で、6GBの場合はApple Intelligenceに対応しないと噂されていますが、その場合でもiPhone13の販売価格と比べると大幅に安くかつ最新のA18が搭載されることになります。
iPhone13も広角カメラと超広角カメラを搭載していますが、画素数は1,200万画素です。
iPhone SE(第4世代)が良い選択肢のユーザーは
iPhone SE(第4世代)の仕様や販売価格が、流出した公式プロモーション画像の記載通りだとしたら、下記のユーザーには良い選択肢になりそうです。
- 販売価格重視
- 中古品よりも新品を選択する
- 超広角カメラは不要
- そろそろUSB-Cに移行したい
- iPhone12以前の機種を使用中
iPhone SE(第4世代)のディスプレイはiPhone13のものが転用されるようですので、その場合はiPhone12と比べてノッチが小型化します。
流出したとされる公式プロモーション画像への疑問
これらの独自試算や仕様の比較は、Smartprixが掲載した、流出したとされるiPhone SE(第4世代)の公式プロモーション画像(Appleオンラインストアの販売ページに似たもの)をもとに行いました。
ただし、その公式プロモーションと称する画像の信憑性には疑わしい点があります。
画像内のiPhone SE(第4世代)が用いている壁紙は、Apple Hub氏がコンセプト画像に7月下旬から用いているものと同じです。
Apple Hub氏のコンセプト画像を用いて、偽の公式プロモーション画像を作り上げた可能性があります。
その場合、iPhone16シリーズと同時発表されることはなく、2025年3月の発表で、仕様や販売価格が異なる可能性が濃厚です。
Photo:Apple Hub/Facebook (1), (2), Smartprix
Source: iPhone Mania
iPhone SE(第4世代)はiPhone16より4万円安?8万円以下の可能性も