Apple Podcastのポッドキャスト再生におけるシェアは年々下降傾向にあり、2019年の水準と比べるとかなり減少していることが最新の調査で明らかになりました。逆にシェアを大きく伸ばしているのはYouTubeで、全体の約3分の1を占めるに至っています。
動画をいっしょに視聴するポッドキャストリスナーが増加
2019年7月時点では、Apple Podcastはポッドキャスト再生全体の29%を占めていましたが、2024年4月時点では12%にまでシェアを落としたことが、Cumulus MediaとSignal Hill Insightsの調査により判明しました。
最新のデータ(米国)では、ポッドキャスト再生のシェア1位はYouTube(31%)、2位はSpotify(21%)、3位はApple(12%)となっています。
YouTubeは特に最近ポッドキャストを聴き始めたユーザーに人気とのことです。
また、ポッドキャストが音声のみという時代はすでに終わりを迎えたようで、多くのYouTubeポッドキャストリスナーは動画も同時に視聴しているとのことです。すでにポッドキャストを動画なしでは視聴しないというユーザーは全体の9%に達しているそうです。
Appleは最近Web版のPodcastsを公開
ポッドキャスト再生シェアの下降を憂慮したのか、Appleは最近Web版のApple Podcastサイトを公開しました。
このサイトでは確かにポッドキャストが以前よりも聴きやすくなっているものの、YouTubeの勢いは今後も続くと予想されるため、Appleにとって厳しい状況は続きそうです。
Source: Cumulus Media via MacRumors
Photo: Apple
Source: iPhone Mania
Apple、過去5年間でポッドキャストのシェアが陥落〜YouTubeに完敗