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【MVアグスタ】新型アドベンチャーモデル「ENDURO VELOCE」の日本導入が12月に決定!

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ENDURO VELOCE 記事1

KTM ジャパンは、MVアグスタの新型アドベンチャーモデル「ENDURO VELOCE」を2024年12月に日本へ導入する旨発表した。メーカー希望小売価格は297万円(税10%込み)となる。同車両には LXP ORIOLI と同じ総排気量931ccの水冷3気筒エンジンを搭載し、10,000rpmで124 PS / 91 kWの最高出力、7,000rpmで102Nmの最大トルクを発揮する。

MV Agusta ENDURO VELOCE発売

KTM Japan株式会社(代表取締役社長:オリバー・ゴーリング)は、2024年4月6日に発表いたしましたMV Agustaの新型アドベンチャーモデル「ENDURO VELOCE」の日本への導入時期、およびメーカー希望小売価格について発表いたします。

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新型ENDURO VELOCE には、イタリア国内での一貫生産、クラフトマンシップ、卓越した技術、高性能といった、MV Agustaならではの徹底した価値観が盛り込まれています。いずれも、これまでMV Agustaがアドベンチャーバイクに取り組んできた中でこだわってきたものです。

スタイル

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ENDURO VELOCE には、MV Agustaが定めている美的基準に合わせたデザインが与えられています。MV Agustaのすべてのモデルがそうであるように、一目でMV Agustaだと判別できるデザインは、世界で最も美しいバイクと賞賛される特別なバイクを所有している証です。斬新でコンテンポラリーな佇まいに、伝統と威厳が息づいています。

ENDURO VELOCE が開発されたのは、時代の先端を行くMV Agustaスタイルセンターです。流麗なボディと妥協のないソリューションは、研究を重ねたデザインと技術開発の融合によって生まれました。

シンプルかつコンパクトなバックテールセクションと比べるとボリューム感が目立つフロントエンドは、ライダーが受ける空気抵抗を効果的に低減し、快適なライディングポジションを実現するとともに、操作性を大きく高めています。大型フェアリングには透明性の高いプレキシガラスのトップフェアリングが装着され、乱気流によるヘルメットの揺れを最小限に抑えます。

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独自のアゴレッドとアゴシルバーを組み合わせたカラーリングもMV Agustaの伝統を感じさせるもので、このモーターサイクルの個性的な魅力を高めています。

ENDURO VELOCE のスタイルは、空力性能を重視して決定されています。例えばフロントマッドガードは、一連の路上試験やソフトウェアシミュレーションの結果を総合し、最大限の空力性能を達成できるよう設計されています。フロントエンドの形状も、ラジエーターを冷却するエアフローが最大になるよう考慮されています。スタイルとエンジニアリングの両立は、サイドパネルのエアエクストラクターにも見ることができます。高度な空力解析により、ライダーの快適性を最大限に高められる形状を実現しています。

開発プロジェクトでは空力性能を総合的に研究することを目的に、専用ソフトウェアを使用し、ソロとタンデムの両方の条件でさまざまな走行状況を再現する多様な路上試験を実施しました。防風性能の検証のみならず、高速走行時およびトップケースやサイドケースを装着した際も安定した挙動が得られるかどうか、操縦性への影響もテストしています。

エンジン

新型の931 ccエンジンには、MV Agustaのすべての新世代直列3気筒エンジンに採用されている独自のテクニカルソリューション、逆回転クランクシャフトが搭載されています。MV Agustaが設計・開発し、MV Agustaの工場で生産されているこのエンジンは、わずか57 kgと非常に軽量で、極めてコンパクトです。

しかしエンジンのコンパクトさと軽量性だけが、ENDURO VELOCE の驚異的ともいえる操縦性に貢献しているわけではありません。逆回転クランクシャフトのジャイロ効果がフロントホイールのジャイロ効果を大きく相殺するため、素早い切り返しが可能になります。これは特に、21インチのフロントホイールを装着するオフロードモデルでは非常に効果的です。

すべてのMV Agustaモデルと同様、パフォーマンスも最高レベルを誇ります。10,000 rpmで124 PS / 91 kWの最高出力、7,000 rpmで102 Nmの最大トルクを発揮します。高回転域で高出力が確保され、低回転域では瞬時にトルクが発生するという特性は、ライダーに走る喜びをもたらします。3,000 rpmでも、最大トルクの85%を発揮します。MV Agustaの675 ccエンジンや798 ccのエンジンよりも大きなボアストローク比、新形状のカムシャフトやタイミング設定によって、楽しさと実用性を両立するエンジンとなっています。

ダブルオーバーヘッドカムシャフトにはDLCコーティングが施され、フリクションを最小限に抑えています。

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ライダーの快適性を確保するうえで、エンジンは重要な要素です。カウンターシャフトに加え、クランクギアを丹念に調整することで振動を低減しています。また、MV Agustaの卓越した技術力によって、作動中のエンジンの発熱は比較的低い温度で維持されます。これにより、快適性がさらに向上しています。

ライダーは、スムーズかつ正確な6速ギアボックスによりエンジンのパフォーマンスを十分に引き出すことができます。また、このギアボックスは左側ではなく、右側から取り外すことができます。EAS(Electronically Assisted Shift)はバージョン4.0となり、クイックシフト機能によってスロットルを開いたままシフトアップとシフトダウンが可能です。クラッチを操作する場面は減り、油圧制御によってスムーズかつ安定した操作が出来ます。

ENDURO VELOCE にはバイパス付きのエキゾーストシステムが搭載され、スロットルを開くと、アドベンチャーバイクと言うよりはスーパーバイクレプリカに近いサウンドが鳴り響き、ライダーの高揚感を高めます。MV Agustaの3気筒エンジンは、魅力的なエキゾーストノートを奏でながらも、メカニカルノイズやインテークノイズを最小限に抑え、ENDURO VELOCE のライディング体験を大きく高めています。

電子制御

MV Agusta ENDURO VELOCE は高度な電子制御機能を多数搭載しています。6軸慣性プラットフォームが重要な動的データをリアルタイムで照合・処理し、電子制御による介入を行うかどうかを判断します。ENDURO VELOCE には、アーバン、ツーリング、オフロード、カスタムオールテレインの4種類の走行モードがあり、幅広い走行条件とライダーの好みに対応できます。

完全ライドバイワイヤのアクセルシステムでは、緻密なトルク管理機能により、エンジン出力を思い通りにコントロールできます。
トラクションコントロールは、作動をオフにできるほか、8段階の介入レベルを備えています。5つは公道走行用、2つはオフロード走行用、1つは滑りやすいウェット路面用です。

さらに、ライダーはメインメニューを使用して、装着するタイヤに応じてECUの電子制御を変えることができます。ENDURO VELOCE では、ブリヂストン製のBattlax A41およびAX41に合わせて各8段階のトラクションコントロールレベルを設定できます。

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エンジンブレーキの介入レベルは2段階あり、あらかじめ選択された走行モードとは別に管理されます。レベル1ではエンジンブレーキが低減され、レベル2ではエンジンブレーキが低減されません。ENDURO VELOCE にはローンチコントロール機能が搭載されています。ハンドル右側のボタンでローンチコントロールを起動すると、驚異的な加速性能を意のままに制御しつつ、停止状態から100km/hまで3.72秒で到達できます。FLC(フロントリフトコントロール)も、このような急加速を可能にする制御機能です。

他のMV Agustaモデルにも搭載されているコーナリングABSは、RLM(リアホイールリフトアップ軽減)機能と連携し、旋回時のブレーキを制御します。RLMは急減速時のリアホイールの浮き上がりを抑制し、タイヤの路面への接触を維持することで、制動時の効率性と安全性を高めます。ABSにはレベル1とレベル2という2段階の設定があります。レベル1ではフロントへの介入が弱められ、リアは解除され、コーナリング機能はオフになり、RLMの介入も弱められるため、スポーツやオフロードでの走行に適しています。

ライダーがレベル2を選択すると、ABSが完全に介入できるようになり、フロントとリアの両方でABSが有効になります。さらに、コーナリングABSとRLMの両方が適用されます。
ENDURO VELOCE にはハンドル左側のスイッチボックスに、1 km/hまたは5 km/h単位で調整可能なクルーズコントロールが装備されています。クルーズコントロールはアクセルを逆方向に回すことで解除できるため、ライダーはブレーキを使用する必要がなく、一定の速度で走行しているときにも理想的なレベルの快適性と安全性を維持できます。

ENDURO VELOCE のHD TFTディスプレイは高画質で、豊富な情報が見やすいグラフィックで表示されるため、ツーリングをさらに高揚させてくれます。この7インチディスプレイは輝度調整やグラフィックスのレイアウト変更が可能で、Bluetooth接続やWi-Fi接続にも対応します。スマートフォンにMV Rideアプリをインストールすると、バイクの各種制御機能のパラメーター設定など、さまざまな機能を手軽に利用できます。イグニッションはキーレス方式を採用し、利便性を高めています。

ハンドルバーのボタン類にはLEDバックライトが内蔵され、暗いときにも操作しやすくなっています。

シャーシ

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ENDURO VELOCE は、競争の激しいアドベンチャーバイクセグメントに対するMV Agustaの取り組みの結晶です。イタリアのバイクメーカーとして人々に愛されるモーターサイクルを作るというMV Agustaの哲学に基づき、この新モデルにはシャーシ、エンジン、電子制御が絶妙なバランスで組み合わされています。ENDURO VELOCE は、オンロードとオフロードの両方における高レベルのパフォーマンスに加え、長距離のツーリングでの最大限の快適性を保証します。

ENDURO VELOCE のフレームには、先進的なペリメター構造とクローズドダブルクレードル設計が採用されています。さまざまな素材やその組み合わせを入念に検討することで、最適なバランスを実現し、高速走行時の安定性とオフロード走行時のエネルギー吸収能力を両立しています。レイアウト自体も過酷なオフロード走行に適応したもので、総合的な安全性を確保しています。リアサブフレームは取り外し可能で、メンテナンスや交換も容易です。スイングアームにはアルミ合金を使用して軽量化し、俊敏性を高めています。

48 mmのザックス製フォークはコンプレッション、リバウンド、プリロードの調整に対応し、210 mmのホイールトラベルを確保しています。モノショックも各種調整に対応したザックス製で、210 mmのリアホイールトラベルを確保し、プログレッシブリンクを介してサスペンションに接続されています。プリロードは専用のノブを使って調整します。

シート高は870 mmですが、調整機能があり、850 mmまで下げることができます。シートの形状とクッションは入念に検討されており、長時間の高速道路の走行を含むあらゆる使用状況での快適性とクッション性を確保しています。最低地上高は230 mmで、オフロード走行に適しています。

非常に高品質のブレンボ製ブレーキシステムは、フロントは320 mmフローティングディスクとStylemaキャリパー、リアは265 mmディスクとデュアルピストンキャリパーで構成されています。

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装備

ENDURO VELOCE は最大限の視認性と安全性を確保するために、フロントとリアのライティングシステムにフルLEDを採用しています。
ENDURO VELOCE には標準装備として、エレガントなブラックフィニッシュのTakasago Excelチューブレスホイールに、90/90-21と150/70-18サイズのブリヂストン製Battlax A41タイヤが採用されています。また、オフロード走行が多いライダー向けに、ブリヂストン製Battlax AX41タイヤも認証済みです。

ENDURO VELOCE 向けに、幅広いアクセサリが用意されています。例えばMVブランドのアルミ製リジッドサイドケースは、素早く脱着できる機構を搭載し、左右で39リットルと32リットルの容量を備えています。ENDURO VELOCEをオフロードバイク風にカスタマイズしたいお客様のために、プロテクションバー、強化アルミ製スキッドプレート、追加ライト、テルミニョーニ製チタンエキゾーストを用意しています。いずれも、MV Agustaが社内で研究、開発したアイテムです。

ENDURO VELOCE には4年間のメーカー保証が付きます。これは、MV Agustaのカスタマーエクスペリエンスの向上のみならず、MV Agustaの「Made in Italy」モーターサイクルおよび全車種に適用される厳格な品質管理プロセスへの確かな信頼の証となるものです。

■発売予定時期/2024年12月
■メーカー希望小売価格/297万円(税10%込み)
※主要諸元の値や仕様はEU スペックのものとなります。日本仕様の値や仕様は異なる場合があります。

リリース

KTM Japan 株式会社(2024年8月27日発行)

ENDURO VELOCEのカタログページはこちら>>
LXP ORIOLIのカタログページはこちら>>
その他MVアグスタ製品に関する記事はこちら>>

Source: バイクブロス
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