ライブアクティビティとは、iOS16.1で追加されたリアルタイムの出来事をロック画面上で把握できるようにする機能ですが、iOS18では同機能の仕様が変更されていることが判明しました。いったい何が変わったのでしょうか。
本当の“リアルタイム”更新が不可能に?
Appleは2022年のiOS16のプレスリリースで、ライブアクティビティについて、スポーツの試合、ワークアウト、ライドシェア(タクシーの相乗り)、出前の注文など、“リアルタイム”のイベントのための機能であると記していますが、iOS18では真のリアルタイム利用ができなくなっているのがわかりました。
これまでライブアクティビティを自転車の速度メーターをとして使用していた開発者のNico – NFC.cool氏は、これまでできていた毎秒の情報のアップデートがiOS18で不可となっている、ソーシャルメディアに投稿しています。
iOS18のライブアクティビティが更新に要する時間は5〜15秒となっており、自転車の速度メーターのような逐一のアップデートを必要とするタスクには向かない状態となってしまっています。
Appleはリアルタイム体験のために作られていない?
前述のNico氏がAppleのサポートページでライブアクティビティの更新頻度制限について報告すると、Apple Feedbackアカウントから「(機能は)リアルタイム体験を作るためのものではない」との答えが帰ってきたようです。
Appleはこれまでのような毎秒でのアップデートを許可しない理由として、NANDフラッシュメモリへのダメージを増大させてしまう可能性があるためと説明しています。
Source: @dubdubcool/X via 9to5Mac
Photo: Apple
Source: iPhone Mania
ライブアクティビティ、iOS18では更新頻度が制限