テックマスターのムクル・シャルマ氏(@stufflistings)がApple Intelligenceの機能のひとつである写真アプリの「クリーンアップ」ツールを試してみたところ、悲惨な結果が得られたと動画を投稿しています。
AIは背景の顔をうまく認識できなかった?
シャルマ氏は、iOS18.1ベータ3で開発者向けに導入された写真アプリの「クリーンアップ」ツールを特定の状況下で使用すると、うまく行かない場合があることを突き止めました。
同氏が実験として使用したのは、スマホを自身の顔の前に掲げる男性の画像です。「クリーンアップ」ツールで消したい部分を選択し、クリーンアップをかけると、人工知能(AI)が背景の男性の顔をうまく認識できなかったのか、消した部分が謎のパターンで埋められてしまっています。結果として、男性の顔は手とくっついてしまっており、目も当てられないような状態になってしまっています。
他社のAIで試すとどうなる?
シャルマ氏が投稿した動画をもとに、ユーザーたちは他社製AIを使って、どのような結果が得られるのかの実験を行っています。
例えば、Xiaomi AIでは次のような画像が仕上がったようです。
Xiaomi AI pic.twitter.com/O9tP94VCNx
— Aryan Gupta (@SavageAryan007) August 30, 2024
Google Magic Editorを使った人は次のような画像ができたとのことです。
Google magic editor pic.twitter.com/wekdLrssEz
— Shivam Sharma (@Shivamking__) August 29, 2024
Pixel 6 ProでGoogle Magic Eraserを使用したという人は、次のような画像が得られたようです。
Google magic eraser on the pixel 6 pro pic.twitter.com/zSa1InmY73
— GhostBlackout (@GhostBlackout) August 31, 2024
機能はまだベータ版であることに留意が必要
シャルマ氏が投稿した動画は多くの人々の注目を集めており、さながらミーム状態と化しつつありますが、「クリーンアップ」ツールはまだベータ版であることに留意したほうが良さそうです。
iOS18.1の正式版のリリースと同時にApple Intelligenceは公式デビューを飾ることになります。iOS18.1の公開は10月になると予想されています。
Source: @stufflistings/X
Source: iPhone Mania
Apple Intelligenceの「クリーンアップ」ツールの出来がひどいと話題に