Bluetooth技術の発展と革新を推進するメンバーをつなぐBluetooth Special Interest Group(SIG)は、Bluetooth 6.0の仕様についてブログで発表しました。新バージョンのBluetoothにより、Appleの「探す」ネットワークの改善が期待されています。
紛失物の発見がより簡単かつ迅速に
Bluetooth SIGが発表したBluetooth 6.0の仕様によれば、「真の距離認識(True Distance Awareness)」により、さまざまなアプリケーションに革新的なメリットをもたらすとのことです。
Appleの「探す」についても直接言及されており、このソリューションのユーザー体験が大幅に改善され、紛失物の発見がより簡単かつ迅速になるとされています。
Appleは現在、超広帯域無線(UWB)テクノロジーを使用してより近い場所の所持品を探索していますが、Bluetoothのみで正確な距離認識が可能になれば、「正確な場所を見つける」機能の適用範囲がUWB非搭載端末にも広がる可能性があります。
セキュリティ性能も向上
Bluetooth Channel Soundingには強固なセキュリティレイヤーが追加されており、指定された範囲内の許可されたユーザーだけがドアのロックを解除したり、安全なエリアにアクセスできるようになります。
具体的な導入時期は不明
Bluetooth 6.0の仕様に「探す」が言及されているものの、Appleが具体的にどのタイミングで新バージョンのBluetoothを導入するかは、現時点では不明です。
9to5Macによれば、仕様が発表されたばかりであるため、少なくともあと1年ほどはかかるのではないかと推測されていますが、なるべく早い導入が待たれています。
Source: Bluetooth SIG via 9to5Mac
Photo: Apple
Source: iPhone Mania
Bluetooth 6.0発表!Apple「探す」が劇的改善