Microsoftは人工知能(AI)にフォーカスした「Copilot+ PC」の展開時にAppleのM3チップ搭載MacBook Airを明らかに敵対視していましたが、今度は逆にAppleがMicrosoftに反撃に出たようです。AppleはCopilot+ PCを引き合いに出し、新たなマーケティング戦略を行っていることがわかりました。
グラフィックス性能はCopilot+ PCよりも40%高速
米メディアMacRumorsに寄稿するアーロン・ペリス氏は、AppleはMacの新たなマーケティングで、MicrosoftのCopilot+ PCをディスりつつ、「MacこそAIに最適」と主張している、と画像をソーシャルメディアで共有しました。
このキャンペーンによれば、M3チップ搭載MacBook AirはCopilot+ PCと比べてグラフィックス性能が最大40%高速で、ビデオ編集やグラフィックを多用するゲームのプレイなどに最適とのことです。また、Webブラウジングも最大25%速い、と謳われています。
実機テストは2024年8月に、M3チップ、8コアCPU、10コアGPU、16GB RAM、512GB SSD搭載の15インチMacBook Airと、12コアSnapdragon X Elite、Qualcomm Adreno GPU、16GB RAM、512GB SSD搭載の15インチMicrosoft Surfaceラップトップ第7エディションで行われたとされています。
Copilot+ PCはゲームプレイに不向き?
今回のAppleのMacの新たなマーケティング戦略は、Copilot+ PCではPCゲームプレイが思うようにプレイできないとの報道の後に展開されたもののようで、素早い戦術だと言わざるを得ません。
なお、M3チップMacBook Airでは意外にも多くのゲームを問題なくプレイ可能であることが検証動画により判明しています。
MicrosoftはMacBook Airと自社製品を比べることで、自ら墓穴を掘ってしまったと言えるのではないでしょうか。
Source: 9to5Mac
Photo: Apple
Source: iPhone Mania
Apple「MacこそAIに最適」とMicrosoft Copilot+ PCに反撃