Appleの新作発表会は、ライバルメーカーにとっても今後の業績を左右する大きなイベントです。スマートフォン市場シェアで頂点に君臨するSamsungも、折りたたみiPhoneが登場しなかったことやApple Intelligenceに口を出さずにはいられなかったようで、SNS上で“恒例”の皮肉を投稿しました。
「まだ待っていますが……」
日本ではタブー視されている同業他社の揶揄(やゆ)ですが、アメリカを始めとした海外では珍しくない光景です。とくにAppleの新作については、Samsungのユーモア溢れる皮肉は恒例行事となっており、iPhone Xが登場した際は、ノッチ(切り欠き)を模した髪型の広告が話題となりました。
今年のiPhone16でも待ってましたとばかりに、Samsungの米国公式アカウントがX(旧Twitter)で「折りたたみスマートフォン(Folds)が発表されるときに教えてください」と投稿、その後も「まだ待っていますが……」と、折りたたみiPhoneを発表しないAppleを皮肉りました。
Apple Intelligenceにも皮肉飛ばす
さらに、Appleが新製品で利用できる目玉機能として、改めて強調した独自生成AIについても「何というか……私たちがAIへの期待を高くしすぎたかもしれません」と、Apple Intelligenceが期待外れだったのではないかと当てこすりました。
とはいえ他ならぬSamsungも、Galaxy S24やGalaxy Z Fold6といったフラッグシップモデルの広告では、自社AI「Galaxy AI」を大々的にアピールしているのですから、表だって批判する権利はないような気もします。
折りたたみiPhoneはいつ登場?
折りたたみスマートフォンを展開している主だったメーカーはSamsungとHuaweiで、Samsungは高価格帯市場で安定した需要を、Huaweiも米国による制裁リスト入りから復活を遂げるきっかけとなっています。
Samsungにとって幸か不幸か、Appleは今年の新作発表会で折りたたみiPhoneを発表しませんでしたが、複数の特許出願が確認されているほか、iPhoneとiPadを組み合わせた製品として2025年に登場するのではないかとの予測も出ているだけに、今後の登場に期待が高まるところです。
Source:X/SamsungMobileUS
Source: iPhone Mania
「折りたたみiPhoneはいつ?」SamsungがAppleの新作発表会で皮肉