iOS18でアプリアイコンの色が変わらない！その理由と対処法

iOS18とiPadOS18では、ホーム画面のカスタマイズの自由度が上がり、アプリアイコンの色をユーザーがカスタマイズ可能となります。しかし、一部のアイコンは思ったように色を変更できない場合があります。その原因と対処方法を、米メディア9to5Macがまとめているのでご紹介します。

※記事中の機能や使用しているスクリーンショットは、取材に基づく特別な許可に基づき使用しています。機能やデザインは、iOS18リリースキャンディデート（RC）のものであり、正式版では変更される可能性がありますのでご了承ください。

iOS18ではアイコンのカラーをカスタマイズ可能なはずが・・・

iOS18とiPadOS18ではホーム画面のカスタマイズの自由度が向上し、ユーザーがアプリアイコンをカスタマイズ可能になります。

ダークモードアイコンを選択すると、アイコンが黒を基調としたアイコンに変わりますが、一部のアプリは、アイコンの色が変わりません。この理由を、米メディア9to5Macが解説しています。

iOS18とiPadOS18でアプリアイコンを変更する方法は以下のとおりです。

ホーム画面の何もない部分を長押しし、アイコンが揺れている状態で左上に表示される「編集」＞「カスタマイズ」をタップします。

画面下に、以下4つのアイコンが表示されます。

同時に、アイコンのサイズ選択と、背景色の明暗も選択できます。

アプリアイコンがダークカラーにならないのは、2つの理由があります。

ダークカラーのアイコンを表示するには、アプリ開発者がダークカラーのアイコンを含めたアップデートを提供する必要があります。今後、アプリのアップデートが進むにつれて、ダークカラーのアイコンが使えるアプリが増えると期待されます。

2つ目：もし、アプリ開発者がアプリのアセットにダークカラーのアイコンを含めていない場合、iOSのシステムが描画を試みます。具体的には、iPhoneがアイコンの前景と背景を認識して適切なカラーテーマを割り当てます。

現時点では、サードパーティー製アプリの大半はこの方法でダークカラーのアイコンを実現しているそうですが、一部のアイコンは前景と背景の分離処理がうまくいかず、元のデザインのまま残ってしまいます。

本記事に使っている画像の場合だと、ANAやYahoo! カーナビ、マイナポータル、AppleのClipsアプリが該当します。

ホーム画面のデザインに統一感を持たせたいなら、「色合い調整」でカラーを調整した方が良いでしょう。

iOSは、「色合い調整」ではアイコンの色変更にダークモードとは異なるアルゴリズムを用いており、「ダーク」を選んでも変わらなかったアイコンも含めて、まとめて色を変更できます。

Source: 9to5Mac