Nintendo Switch 2向けシステム・オン・チップ(SoC)を受注すべくAMDが任天堂と交渉を行っていたようですが、最終的に受注することが出来なかったと、YouTubeチャンネル「Moore’s Law Is Dead」が報告しています。
AMDが受注できなかった理由として、Nintendo Switch 2のバッテリー容量と駆動時間の関連性が指摘されています。
高負荷時の消費電力が15Wに増えることを懸念?
AMDがNintendo Switch 2向けに提案したSoCの平均消費電力は5Wで、高負荷時には動作周波数を高めることで処理能力を高めるも、消費電力が15Wまで増えるものだったとようです。
しかし、その消費電力で目標とする駆動時間を確保するためにはバッテリー容量を増やす必要があり、それは本体の重量増につながるため任天堂はその点に懸念を示した模様です。
NVIDIAのSoCは同等の処理能力を少ない消費電力で実現
「Moore’s Law Is Dead」の動画を取り上げたWccftechは、NVIDIAが供給するSoCは、AMDと同等の処理能力を少ない消費電力で実現するもので、効率が高いと説明しています。
Nintendo Switch 2のバッテリー容量はNintendo Switchから増加し、およそ20Whになるとの噂があります。
Nintendo Switch 2のバッテリー容量の増加率は低めでも、消費電力の少ない構成によってバッテリー駆動時間は長くなるとWccftechはユーザーのメリットという面からの期待感を示しています。
AMD、PlayStation 6向けチップと報道
Nintendo Switch 2向けSoCは受注できなかったとしても、AMDはソニー PlayStation 6向けチップの受注合戦でIntelに勝利したとReutersが報じていました。
ゲームコンソールごとに求める特性が異なることも、これらの受注合戦に現れているでしょう。
Source:Wccftech
Photo:MisterSheeple/Reddit
Source: iPhone Mania
Nintendo Switch 2向けチップをAMDが落札できず?消費電力が関係か