iPhoneのアップグレードサイクルによって、他のApple製品の所有状況がある程度推測できるとの調査結果が報告されています。新型iPhoneを早く購入する人ほど、iPhone以外のApple製品を所有している可能性が高いことがわかりました。
2年以内に新型に乗り換える人は、iPadとMacも所有している傾向が強い
Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)によると、米国の顧客で2年以内に新型iPhoneに乗り換えるという人は、69%がiPad、42%がMacを所有しているとされています。
これは、iPhone購入者全体の67%がiPad、36%がMacを所有しているというデータと比較して、より高い数値です。
つまり、新型iPhoneを早く購入する人ほど、Appleエコシステムへの忠誠度が高いということが言えます。
3年以上使い続ける人は他のApple製品を所有していない?
少なくとも3年間はiPhoneを使い続けるという人の中で、iPadを持っているのは62%、Macを持っているのは29%にとどまっています。
当然の結果かもしれませんが、新型iPhoneを早く購入しない人は、それだけApple製品への忠誠度が低く、他のApple製品の所有率も下がるというわけです。
Appleは強力なエコシステム作りに注力
以前、Appleの最大の狙いはユーザーが同社のエコシステムから離れられないようにすることだと報じられたこともあり、Appleは自社製品がシームレスに連携して動作することに力を注いでいます。
Appleは自社製品と自社OSとの相互運用性を他社製品に比べて優先しすぎていると規制当局から指摘されていますが、これはAppleのコアなビジネスモデルであり、ある程度は仕方がないと言えるでしょう。
Source: CIRP via AppleInsider
Photo: Apple
Source: iPhone Mania
新型iPhoneを早く購入する人ほど、Appleエコシステムへの忠誠度が高い