Appleが、AirPodsを用いて装着したユーザーの心臓疾患を検知する研究を行っていることが、米国特許商標庁(USPTO)に出願された特許から確認されました。
2025年に発売されると噂の、AirPods Pro 3への搭載が期待されます。
AirPodsとApple Watchを組み合わせて心臓疾患を検知
Appleが現地時間2024年9月日にUSPTOに出願した特許は、「心臓疾患を検知するための機構と仕組み」というものです。
iPhoneとApple Watchに加え、AirPodsのセンサーの測定データを統合することで、ヘルスケアデータの測定精度を高める試みをAppleが検討していることが2021年6月に明らかになっていましたので、今回の特許出願はその一環かもしれません。
出願された特許の内容
出願された特許には、AirPodsのようなデバイス(下記図表1の102)と、Apple Watchらしきもの(120)を装着することで心臓疾患の検知を行おうとする仕組みが記されています。
Apple Watchは、心拍を検出します。
この中でAirPodsは、音響センサーとしての役割を持ちます。
Apple Watchで検出した心拍をもとにしてAirPodsで捉えた音響信号は、機械学習(下記図表2の202)にて徐脈、頻脈や他の心臓疾患の兆候がないか分析されるとPatently Appleは説明しています。
AirPods Pro 3が2025年に発売されると噂
心拍センサーを搭載するAirPodsの痕跡が、iOS18リリースキャンディデートのコードに含まれていることが報告されていました。
AirPods Pro 3は心拍センサーと体温センサーを備え、H3チップを搭載して2025年の発売が予想されています。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:GM-Earbuds(@GMGM886)/X
Source: iPhone Mania
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