ディスプレイ市場に関する市場調査会社であるDSCCが、2028年までのテレビ、モニター、ラップトップ、タブレッド用ディスプレイにおけるディスプレイ種別ごとの市場成長予測を発表しました。
ラップトップとタブレッド用ディスプレイ市場では今後、有機EL(OLED)ディスプレイの出荷数が増加するとDSCCは予測しています。
タブレットではミニLEDが減少し、OLEDに切り替わる見込み
DSCCによるディスプレイ市場に関する予測では今後、テレビとモニター向けでミニLEDディスプレイの出荷数が増加するも、ラップトップとタブレッド向けは減少する見通しです。
Apple製品では、前モデルの12.9インチiPad ProがミニLEDディスプレイを搭載していた他、現行モデルの14インチおよび16インチMacBook ProがミニLEDディスプレイを搭載しています。
iPad Pro (M4)でミニLEDディスプレイからOLEDディスプレイにかわったことが大きく影響し、2024年のタブレッド向けミニLEDディスプレイの出荷数は大幅に減少しています。
2026年以降、MacBookのディスプレイがOLEDに?
ラップトップ向けミニLEDディスプレイは、2026年に出荷数が大幅に減少するとDSCCは予測しています。
これは、MacBook ProがOLEDディスプレイに移行する可能性が高いことと関連しているのでしょう。
iPad miniとiPad Airの2026年モデルにOLED搭載と噂
Appleは、iPad Pro (M4)に続き、将来的にiPad miniとiPad AirにもOLEDディスプレイを搭載すると噂されています。
ディスプレイサプライヤー各社は、タブレッドやラップトップ向けに製造コストを削減できる第8.6世代OLEDディスプレイ製造ラインの整備を急いでいます。
Source:The Elec
Photo:Patently Apple, Omdia
Source: iPhone Mania
iPad mini/Air(2026)が牽引?タブレッド用OLED市場成長予測が発表