中国企業が中国本土で製造しているiPhone16シリーズ向けケースにおいて品質問題が生じており、AppleがFoxconnに支援を求め、Foxconnはこれに対応していると経済日報が報じています。
台湾のサプライヤーが撤退し、中国本土のサプライヤー増加
Appleの支援要請に対してFoxconnは、iPhone16 ProとiPhone16 Pro Max向けケースを増産し、これに対応している模様です。
iPhone向けケースは長年、台湾のサプライヤーがほとんどの製造を担当してきましたが、最近は中国本土のサプライヤーが増加し、台湾のサプライヤー数社が撤退していました。
中国本土のサプライヤーが増加している理由は卸価格の安さも
iPhone向けケースの製造において中国本土のサプライヤーが増加している理由として、卸価格の安さを理由の1つとして経済日報は挙げています。
この点は、中国BOEがiPhone SE 4向け6.1インチOLEDディスプレイを受注したとみられているのと同じ理由と考えられます。
新規サプライヤーの参入と製造地域分散も理由?
中国本土のサプライヤーは、台湾のサプライヤーのiPhone向けケース製造工場を買収するなどして規模を拡大してきたようですが、今回の品質問題はこうした買収した工場に関係している可能性があると、経済日報は予想しています。
これには、買収後の管理体制の整備が追いついておらず、品質検査が手薄になっていることなどが要因として考えられます。
こうした品質問題は、インド製iPhoneの良品率の低さという点でも報告されていました。
Source:経済日報
Photo:ZDNet
Source: iPhone Mania
iPhone16 ProのケースをFoxconnが増産〜中国本土製ケースで品質問題