iOS 18の登場とともに、iPhoneの「ジャーナル」アプリも大幅にアップデートされました。「ジャーナルって何?」「ジャーナルって日記のことじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、新しいジャーナルは、ユーザー体験を大きく向上させた強力なツールです。特に新入社員の皆さんにとって、効率的な自己管理とメンタルヘルスケアをサポートし、日々のご自愛に役立つ心強い味方となるでしょう。この記事を参考に、ぜひ一度お試しください。
なぜジャーナルがセルフケアに役立つのか
iPhoneの標準アプリの1つである「ジャーナル」。ごく簡単に表現すると日記アプリですが、日々のアクティビティをさまざまな形式で記録できるアプリです。見当たらない場合はApp Storeから再度インストールしてください。
「ジャーナル」は、メンタルケアができるアプリです。
ジャーナルをつけること=「ジャーナリング」は「書く瞑想」とも呼ばれ、マインドフルネス(現在の瞬間に意識を向け、判断せずに観察する瞑想法)と同様の効果があります。思考を言語化することで自己理解を深め、ストレス軽減や感情整理ができるのです。
iOS 18の特徴は、忙しい日々でも短時間で効果的にマインドフルネスを実践できること。ビジネスパーソンが毎日のストレスやプレッシャーから解放され、タイトなスケジュールの中でもリフレッシュできる設計となっています。
従来のペンとノートで行うジャーナリングから進化し、iPhoneならどこでも手軽に"ご自愛"の時間を持てるようになりました。ジャーナリングの時間はヘルスケアアプリで記録され、心の状態も管理可能です。
ジャーナルの基本的な使い方
ジャーナルに記録する方法は、大きく分けて以下の3つがあります。
- [新規エントリー]として記録
- [モーメント]を選択して記録
- [振り返り]から記録
3つの選択肢により、自分の気分や目的にあわせて、最適な方法でジャーナルを書き始めることが可能です。順に見ていきましょう。
[新規エントリー]として記録
1「ジャーナル」アプリを起動する
ホーム画面から「ジャーナル」アプリを起動します。
2新規作成する
[+]ボタンをタップします。ここまでは3つの方法で共通です。
3新規エントリーを作成する
[新規エントリー]をタップします。
4自分の思いや出来事を記録する
タイトルや本文を入力します。特定のテーマや提案なしに、ジャーナルを白紙の状態から自由に記録できる、最もシンプルな方法です。
文字以外のデータは、上記画面の①~⑤のボタンから入力できます。①[スマートな提案]は、[最近]をタップしてから最近のワークアウト、写真、再生したメディアなどから選択できます。②[写真]はライブラリから写真やビデオを追加、③[カメラ]は新しい写真やビデオを撮影します。④[オーディオ]は音声を録音して追加、⑤[場所]は地図の場所を追加できます。
[モーメント]を選択して記録
1モーメントを選択する
新規作成画面の[モーメントを選択して書く]には、行った場所や聞いた音楽などがモーメントとして提案されています。いずれかをタップしましょう。ここでは場所を選択しました。
2選択したトピックについて書く
行った場所に関する情報を記録します。モーメントは、提案されたあなたの行動履歴や撮影した写真、再生したメディアやワークアウトなどをテーマを選んで書く方法で、何を書けばいいか迷っている場合や、新しい視点でジャーナルを書きたい場合に役立ちます。
[振り返り]から記録
1振り返りを選択する
モーメントには「休みの日にするのが好きなことについて書いてみましょう」「5年後の自分に向けてメッセージを書いてください」といった振り返りのテーマも表示されています。これらをタップしてみましょう。
2選択したトピックについて書く
タイトルや本文を入力します。振り返りはテーマに沿って書くことで自分自身を深く見つめ直し、心の成長をサポートするのに効果的です。
ジャーナルで心の状態を記録する
iOS 18では、ジャーナルで「心の状態」を可視化して記録できるようになりました。自分の感情や気分の変化を記録することによって、心の健康状態をより深く理解することができます。
1心の状態を記録する
エントリーの入力画面で、キーボード上の右端にある木のようなアイコンをタップします。
2気分のレベルを選択する
[非常に不快][非常に快適]のスライダーをドラッグし、今現在どのように感じているかを選択します。
3関連する感情を選択する
選択した気分のレベルにあわせて、感情を表す語句が表示されます。関連する感情をタップして、現在の心の状態を掘り下げましょう。
このように心の状態を記録し、日々の生活習慣を照らし合わせることで、心の状態と生活の関連性が見えてきます。得られた気付きを生かして、より健康的で充実した日々を送るための生活改善に役立てることができるでしょう。
ジャーナリング活動を可視化する
iOS 18では、新しいフォルダー機能の導入により、ジャーナリング活動の可視化が可能になりました。執筆頻度や内容を分析できるようになり、例えば、どの時間帯にエントリーを行ったか、どのテーマに多く触れているかなどを把握できます。自分の思考パターンや感情の変動を理解しやすくなるでしょう。
1詳細情報を表示する
エントリーの一覧画面で、上部にある[今年のエントリー数]などをタップします。
2ジャーナリング活動を確認する
詳細情報が表示され、過去のジャーナリング活動が視覚的に表示されます。
ジャーナルは日々の思考や経験を記録するだけでなく、記録を効率的に整理し、振り返ることができます。単なる日記アプリを超えた、自己管理と個人の成長をサポートする総合的なツールであることがお分かりいただけたでしょうか。
ジャーナルのその他の機能
iOS 18のジャーナルには、ほかにも新機能が追加されています。代表的なものを以下に紹介しましょう。
ウィジェット
新しくウィジェットが追加され、エントリーの追加がホーム画面から簡単にできるようになりました。日常の中で思いついたことをすぐに書き留め、あとで振り返ることも簡単にできます。
プライバシーとセキュリティ
ジャーナルには生体認証によるロック機能があり、他人からは見えないように保護されています。また、ジャーナルは気軽に書き込めますが、SNSとは違い内容がネット上に公開されることはありません。他人の目を気にせず、鍵付きの日記帳のように思いを自由に書き留められるのが魅力です。安全な環境で素直な気持ちを表現することで、精神的な安定と落ち着きを得られ、日々のストレスや不安の軽減にもつながります。
リマインダー
iOS 18では、ユーザーが設定した時間に記入を促すリマインダー機能が追加されました。毎日など、定期的に記録する習慣を身につけやすくなります。
リマインダーを設定するには、ジャーナルを起動して右上の[...]から[通知]をタップしてください。
[通知]画面で、ジャーナルを書く時刻や曜日などを設定します。
音声入力
ジャーナルに新たに追加された音声入力機能は、ビジネスシーンで便利です。会議中や移動中など、手が離せない状況でも思いついたアイデアを即座に記録できます。多忙なスケジュールの中でも素早く効率的に記録ができるため、非常に有用な機能といえるでしょう。
エントリーの入力画面で、①波形のアイコンをタップします。続いて②録音ボタンをタップしましょう。
音声が録音が開始されます。
エントリーに音声データが記録されました。
自分と向き合う時間を大切にしよう
iOS 18の「ジャーナル」アプリは、より使いやすく効率的に進化し、ビジネスパーソンの自己管理を強力にサポートします。
自分と向き合う時間を作ることで日々のストレス軽減と精神の健康維持を助け、業務効率やクリエイティブな発想、問題解決能力の向上が期待できます。
振り返りと成長のための時間を確保することで、より良いパフォーマンスを発揮するための欠かせないツールとなるでしょう。
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Source: できるネット
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