CIOのモバイルバッテリー「SMARTCOBY Ex SLIM Qi2&Cable」と「SMARTCOBY Pro SLIM CABLE」を使っての印象をレビューします。USB-Cケーブル内蔵なので、別途ケーブルを持ち歩かずに、スマホへの充電もバッテリーの充電も可能です。どちらも、10月20日まで開催されているAmazonプライム感謝祭セールで25%オフで購入可能です。
本記事には、CIOから提供いただいたレビュー用のサンプル品を使用しています。
ケーブル内蔵モバイルバッテリー、Amazonで25%オフのセール中!
CIO(本社:大阪)から販売されている「SMARTCOBY Ex SLIM Qi2&Cable」と、「SMARTCOBY Pro SLIM CABLE」は、着脱可能なUSB-Cケーブルを内蔵したモバイルバッテリーです。
両製品ともに、Amazonでの通常販売価格(税込、以下同じ)は5,980円ですが、10月19日〜20日のプライム感謝祭では、20%オフの4,480円で購入可能となっています。
パッケージには、モバイルバッテリー本体に加えて、説明書、通常1年間の製品保証2年間に延長できるユーザー登録の案内などが同梱されています。
表面は、CIO製品のアイデンティティともいえる、細かい凹凸が刻まれたシボ加工仕上げとなっています。バッグの中などで他のガジェット類とこすれても傷がつきにくく、高級感があるのが特徴です。
また、両製品ともにパススルー充電に対応しています。モバイルバッテリー経由でiPhoneなどのデバイスを充電器に接続しておくと、先にデバイスが充電され、その後にモバイルバッテリーが充電されます。
ワイヤレス&有線で充電可能な「SMARTCOBY Ex SLIM Qi2&Cable」
「SMARTCOBY Ex SLIM Qi2&Cable」は、2024年9月19日に一般販売が開始されたばかりの製品です。
容量5,000mAhで最大出力20ワット、薄さ約16ミリ、約138グラムとスリムで軽いモバイルバッテリーです。
Qi2規格対応なので、MagSafe対応iPhoneの背面に磁気吸着して最大15ワットのワイヤレス充電も可能です。
通常は、バッテリー残量表示のディスプレイが見えません。
ボタンを押すと、1%刻みのデジタル表示でバッテリー残量が浮き上がるように表示されます。
内蔵USB-Cケーブルとコネクタは、本体側面の溝に格納されています。
ケーブルの長さは、約20センチでした。
内蔵ケーブルは取り外し可能なので、万が一断線した場合にはケーブルを交換して使うことができます。
内蔵ケーブルをiPhoneなどのUSB-Cポートに接続するだけで、最大出力20ワットの急速充電が開始されます。急速充電中は、バッテリー残量表示の隣に緑の稲妻マークが表示されます。
テスターで計測したところ、iPhone16 Proに約20ワットで給電できていることを確認できました。
iPhone16 Proの背面に吸着させるだけで、最大出力15ワットのQi2ワイヤレス充電が開始されます。
「SMARTCOBY Ex SLIM Qi2&Cable」が薄いので、iPhoneの背面に磁気吸着したままでコンパクトに持ち歩けます。
なお、iPhoneに磁気吸着した状態でUSB-Cケーブルも接続した状態だと、出力の大きい有線充電が優先されます。ワイヤレス充電した後、有線充電する場合は、ボタンを3秒間長押しすると有線高速充電に切り替わります。
内蔵ケーブルに加えて、USB-Cポートが1つ搭載されています。
なお、内蔵ケーブルとUSB-Cポート、ワイヤレス充電を同時使用できますが、安全のために合計最大出力は15ワットになります。
モバイルバッテリーは、出力20W以上のUSB Power Delivery(PD)充電器に接続すれば、約1時間半でフル充電可能です。
モバイルバッテリーから給電しながら充電するパススルー充電中は、iPhoneなどデバイスへの充電が優先されますが、急速充電はできなくなり、出力は7ワット前後でした。充電に時間がかかっても良い、旅行先での就寝中などに使うと便利です。
10,000mAhの大容量、高出力の「SMARTCOBY Pro SLIM CABLE」
「SMARTCOBY Pro SLIM CABLE」は、以前ご紹介した「SMARTCOBY Pro SLIM」の内蔵ケーブル付きモデルです。内蔵ケーブルの長さは約21センチです。
ちなみに「SMARTCOBY Pro SLIM」は、2024年度グッドデザイン賞のほか、ドイツの世界的デザイン賞であるレッド・ドット・デザイン賞も受賞しています。
「SMARTCOBY Pro SLIM CABLE」の最大出力は35ワット、容量は10,000mAhとパワフルでありながら、約18ミリの薄さと約189グラムの軽さを実現しています。
こちらも、内蔵ケーブルは取り外すことが可能なので、万が一の断線時にはケーブルを交換可能です。
通常はバッテリー残量のディスプレイは見えません。
ボタンを押すと、バッテリー残量がドット表示されます。筆者は、表示が揺らいで見える、遊び心のあるドット表示の演出が好きで、つい、必要以上にボタンを押してしまいます。
内蔵ケーブルをiPhone16 Proに接続すると、iPhone側の上限とみられる25ワット前後で充電できているのを確認できました。
14インチMacBook Proに接続してみると、着々と充電されていきます。
「システム情報」アプリで確認したところ、35ワット出力の電源として認識されていることがわかります。
内蔵ケーブルに加えて、USB-Cポートが1つ搭載されています。ただし、2台同時に充電すると、最大出力が合計15ワットに制限されます。
「SMARTCOBY Pro SLIM CABLE」は、最大35ワットの充電器に接続することで約1時間半でフル充電できます。
他社製品もOK!のモバイルバッテリー回収サービス
リチウムイオンバッテリーは、エネルギー効率に優れている一方で、適切に処分しないと爆発や発火など、重大な事故の原因となります。
CIOでは、会員登録したユーザーを対象として、モバイルバッテリー回収サービスを実施しています。
同社の回収サービスは、CIO製品はもちろん、他社製モバイルバッテリーも回収対象としているのが特徴で、不要になったモバイルバッテリーを専用封筒で返送することを条件に、次回CIO製モバイルバッテリー購入時に使える割引クーポンが提供されます。
クーポンは、AmazonとMakuakeを選択可能です。Amazonの場合、回収対象がCIO製モバイルバッテリーなら10%引き、他社製品なら2%引きのクーポンがもらえます。
外出のお供にも、災害などの備えにも。セールを有効活用しよう
筆者は今回、初めてケーブル内蔵のモバイルバッテリーを持ち歩いてみたのですが、ケーブルの持ち運びが不要になることで荷物を減らせて、ケーブル差し込みの手間が省けて便利です。表面に傷がつきにくいシボ仕上げも、持ち歩きに向いています。
特に、スリムで軽い「SMARTCOBY Ex SLIM Qi2&Cable」は、普段からバッグに入れて持ち歩いても邪魔にならず、iPhoneの背面に磁気吸着できるのでコンパクトです。
Amazonのプライム感謝祭では、20,000mAhの大容量モバイルバッテリー「SMARTCOBY TRIO 35W 2C1A」が通常6,980円のところ29%オフの4,980円など、多くのCIO製品がセール対象となっています。
外出先でのiPhoneのバッテリー切れのほか、頻発する台風や地震などの自然災害に備えるためにも、Amazonのセールを有効に活用してみてはいかがでしょうか。
参照:CIO (1), (2), Amazonプライム感謝祭セール会場
Source: iPhone Mania
【レビュー】CIOのケーブル内蔵薄型軽量バッテリー、Amazonで25%オフセール中