CIOから2024年10月に発売された、「スパイラルシリコンケーブル」を試しての感想をご紹介します。ケーブルに内蔵された磁石を活用して簡単に束ねられるほか、自宅のデスクでもスチール製フレームに這わせてスッキリまとめられます。最大240ワットの電力供給に対応し、最新のMacBook Proにも高速充電できます。
シリコンケーブルに磁石を内蔵!最大240ワットの高速充電対応
CIO(本社:大阪)から2024年10月17日に予約販売が開始されたばかりの「スパイラルシリコンケーブル」は、しなやかで絡まりにくいシリコン素材のケーブルに磁石を内蔵したUSB-Cケーブルです。
最大240ワットの給電に対応しており、最新のMacBook Proへの高速充電も可能です。データ通信速度は、USB 2.0規格による最大480Mbpsです。30,000回の折り曲げテストをクリアした耐久性を誇ります。
スパイラルシリコンケーブルには、ライトブラック、モスグリーン、シェルピンク、ブラック、ホワイト、パープルの6色が用意されています。
スパイラルシリコンケーブル(1メートル)のAmazonでの販売価格は、2,180円(税込)です。
今回、「CIO スパイラルシリコンケーブル C to C 1m」のライトブラックを試したので、レビューします。
記事には、CIOから提供いただいたレビュー用のサンプル品を使用しています。
なお、スパイラルケーブルにはシリコン以外にもファブリック素材のケーブルも販売されており、長さは1メートルと2メートルが用意されています。USB-C to C のほか、USB-C to Lightningケーブルも選ぶことができます。
絡まりにくく、自力でまとまるシリコンスパイラルケーブル
パッケージには、ケーブル本体のほか、取扱説明書、製品保証を通常の1年をさらに1年延長できる会員登録の案内などが同梱されています。
ケーブルは、直径6.5センチ、厚さ2.2センチ程度にまとまっています。シリコンケーブルの表面は、滑らかでソフトな手触りです。
ケーブルはしなやかで、軽い力で伸ばしたりまとめたりできます。
iPhone16 Proに同梱されていた白いApple純正USB-Cケーブルと比べてみると、コネクタの幅と厚みはほぼ同じで、ケーブルとの接続部分が強化されています。
しなやかにストレスフリーにまとまる、持ち歩ける
従来のケーブルは、持ち歩く際に付属のバンドで束ねるのが一般的ですが、スパイラルケーブルなら磁石の力でまとまるので、バンドが不要です。
また、従来のケーブルでは、使いたい長さに応じてケーブルを束ね直す手間がかかりましたが、スパイラルケーブルなら、磁力でスルスルと長さを調節できます。
ケーブルを巻く直径は、自由に調整できます。直径を大きくして厚みを抑えて持ち歩きたい場合も、厚みが増しても直径を小さくしたい場合のどちらにも対応可能です。
指に巻いて細かく巻いてみると、直径4.5センチ程度にできました。
ケーブルを伸ばして使う際は、曲がった状態のクセは残らず、まっすぐな状態で使えます。
従来はケーブルを束ねるために折り曲げる時に、ケーブルに余計な負荷がかかって断線してしまうのではないかと心配でしたが、スパイラルケーブルなら磁力で自然にまとめられるので、そのストレスもありません。
小型充電器と一緒に持ち歩いても、コンパクトに収まります。
持ち歩いてみた。磁力やホコリの付きやすさは?
2つの疑問を検証すべく、スパイラルシリコンケーブルを、充電器などと一緒にポーチに入れて持ち歩いてみました。
「持ち歩いているうちに巻いたケーブルがほどけてしまわないか?」という心配は、完全に杞憂に終わりました。ケーブルの輪は、充電器などと一緒に入ったポーチの中でも、適度な磁力によって形状をキープしていました。
「表面へのホコリの付きやすいのではないか?」という心配については、半分当たり、半分ハズレでした。ソフトなシリコン素材ゆえ、小さいホコリが目につく。ただ、表面に汚れが付いてしまっても、濡らした布などで軽く拭き取るだけでば簡単にキレイになります。汚れが付着した場合の対応しやすさは、むしろファブリック素材よりもシリコンのほうが優れていると言えそうです。
磁気吸着ケーブルは自宅でも活躍!
スパイラルシリコンケーブルは、外出時だけではなく、自宅でも活躍します。
デスクなどの脚がスチール製なら、磁力を使ってケーブルを脚に這わせることができ、配線がスッキリします。ケーブルが余る部分も、丸めた状態で磁気吸着できます。
6色のカラーバリエーションから、机の脚と色を合わせれば、見た目をさらにスッキリさせられそうです。
結束バンドなどで固定するのとは違い、ケーブルを持ち出したい時に簡単に取り外せるのも、磁気吸着のメリットです。
快適&スタイリッシュな充電環境をどこでも
スパイラルシリコンケーブルを持ち歩いて使ってみると、バンドを使わずにケーブルをコンパクトにまとめられることの快適さを実感できました。特に、コンパクトな充電器との組み合わせだと、充電場所の自由度が上がるので、相性は抜群です。
また、デスクの金属製フレームに磁気吸着することで、ケーブルのゴチャつきを防ぐことができることにもメリットを感じました。
iPhone15シリーズ以降やiPad、MacなどのApple製品をはじめ、多くの電子機器がUSB-C接続になった今、シリコンスパイラルケーブルを使ってスタイリッシュな充電環境を構築してみてはいかがでしょうか。
Source: iPhone Mania
【レビュー】CIOのスパイラルシリコンケーブル、磁力でスッキリ&しなやか!