Bloombergのマーク・ガーマン記者が、次期Mac ProおよびMac Studioに搭載される可能性のあるM4 Ultraの予想スペックを伝えています。
M4 Ultraの予想スペックを、M2 UltraおよびM1 Ultraのそれと比較してみます。
M4 Ultraの予想スペックをM2 Ultra/M1 Ultraと比較
ガーマン記者は、M4 Ultraは最大32コアのCPUと最大80コアのGPUを搭載すると予想しています。
M4 Ultra | M2 Ultra | M1 Ultra | |
CPUコア数 | 最大32コア | 最大24コア 高性能コア:16 高効率コア:8 | 最大20コア 高性能コア:16 高効率コア:4 |
GPUコア数 | 最大80コア | 60コア 最大76コア | 48コア 最大64コア |
Neural Engine | – | 32コア | 32コア |
M4 Ultraの基本構成とNeural Engineのコア数は?
M1 UltraはM1 Maxを、M2 UltraはM2 MaxをUltraFusionアーキテクチャで2つ接続したものです。
そのため、M4 Maxの2倍のCPUコア数およびGPUコア数になるとの予想は容易に考えられるものです。
その場合、基本構成として14コアCPUと32コアGPUのM4 Maxの2倍のコア数となる、28コアCPUと64コアGPUのM4 Ultraが用意される可能性が高いでしょう。
Neural Engine搭載数も、M4 Maxの2倍となる32コアになると考えられます。
CPUの構成は、M4 Maxが高性能コアを12コア、高効率コアを4コア搭載していることから、M4 Ultraでは高性能コアを24コア、高効率コアを8コア搭載することになるでしょう。
その場合、M1 UltraからM2 Ultraでは高効率コアを増やしたのに対し、M2 UltraからM4 Ultraでは高性能コアを増やすことになります。
M4 Ultraのメモリ帯域幅は1,092GB/s?
M2 Ultraでは、メモリ帯域幅もM2 Maxの2倍となる800GB/sとなっています。
M4 Ultraも同様であれば、M4 Maxのメモリ帯域幅は最大546GB/sとなっていますのでM4 Ultraでは2倍となる1,092GB/sが実現される可能性があります。
ガーマン記者の予想にM4 Maxを2倍にした構成を加えると、M4 Ultraの仕様は下記のようになると予想されます。
M4 Ultra | M2 Ultra | M1 Ultra | |
CPUコア数 | 最大32コア 高性能コア:24 高効率コア:8 | 最大24コア 高性能コア:16 高効率コア:8 | 最大20コア 高性能コア:16 高効率コア:4 |
GPUコア数 | 64コア 最大80コア | 60コア 最大76コア | 48コア 最大64コア |
Neural Engine | 32コア | 32コア | 32コア |
最大メモリ容量 | 256GB | 196GB | 128GB |
メモリ帯域幅 | 1,092GB/s | 800GB/s | 800GB/s |
M4 Maxはインターコネクトパッドを搭載している?
M3世代では”Ultra”チップが登場していませんが、その理由としてTechInsightsは、「そもそもM3 Maxにはインターコネクトパッド(シリコンインターポーザ)が搭載されていないため、M2 UltraのようにM3 Maxを2つ接続することはできない」ことを挙げていました。
M4 Maxのダイ写真が明らかになれば、インターコネクトパッド搭載の有無が明らかになるでしょう。
Source: Power On/Bloomberg, Apple (1), (2), (3)
Photo:Tech God(@tgod34748)/X
Source: iPhone Mania
M4 Ultraのスペックを著名記者が予想〜M2 Ultra/M1 Ultraと比較