私が長年続けていることは「新しいことに挑戦し、学び、それを人の役に立つ仕組みに変えること」です。これからも大切にしていきたい、私の生き方の軸となっています。
新しいことに飛び込むのって、正直ドキドキすることもあります。でも、そんな挑戦の先には、いつも思いがけない発見が待っているんです。その気づきを誰かに伝えるために、仲間を集め、汗水流してプロジェクトを前に進めているときに「あぁ、今楽しい!」を実感できる。そんな素敵な循環に、私はすっかり魅了されています。
具体的な例を紹介させてください。アメリカ留学中に出会ったYouTubeでの学習方法は、私にとって大きな衝撃でした。「こんな勉強の仕方があったんだ!」という驚きと感動。当時の日本では、まだ動画で学ぶという発想自体が珍しかったんです。その経験を生かして、帰国後すぐに動画での教育コンテンツづくりに取り組みました。今では当たり前になった動画学習ですが、その第一歩に関われたことを、密かに嬉しく思っています。
この「やってみる→学ぶ→誰かの役に立てる」という私のサイクル、実はITの勉強だけじゃなくて、色んなところで実践しています。新しい場所に行って、その土地ならではの発見をする。知らない分野に挑戦して、学んだことを本や講演で共有する。そんな風に、少しずつ輪を広げています。
将来、自分の子どもたちが大きくなったとき、「パパって、いつも新しいことにチャレンジして、それを誰かのために生かそうとしてたんだね」って気づいてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。お金持ちになったとか、有名になったとか、そういうことじゃないんです。常に学び続けて、その学びを誰かのために使おうとしていた。そんな父親の姿が、彼らの心に残ってくれたらいいなって思います。
歳を重ねても、好奇心いっぱいで、新しいことに挑戦する気持ちを忘れずにいたい。そうやって、自分も成長しながら、誰かの役に立っていける。それが、私の思い描く素敵な人生です。
<!-- --> ユースフル(長内孝平)
Youseful株式会社 代表取締役。2021年以来2年連続でMicrosoft MVPとして米国マイクロソフト本社より表彰。テクノロジーの専門家でありながら、総合商社勤務を通じてビジネス現場の勘所を深く理解する動画教育のプロフェッショナル。米ワシントン大学留学、神戸大学経営学部卒業、伊藤忠商事株式会社出身。法人向けにはデジタル人材教育の領域において、従来の知識講義型の研修とは異なる「コミット型研修」を展開する。
主な「できる」シリーズの著書
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Source: できるネット
私が長年続けていること【できる30周年コラム】