パスワードマネージャーサービスを提供する1Passwordは、パスワードに代わるものとして設計された「パスキー(Passkey)」の利用範囲が拡大しており、現在では200社以上が対応済みである、とプレスリリースで明らかにしました。
「パスキー」とは?
「パスキー」とは、パスワードに代わるものとして設計され、Web サイトやアプリにパスワードなしでサインインできるようになり、便利なだけでなく安全面も強化されます。パスワードとは違い、フィッシング詐欺対策に優れているのも特徴の一つです。
Apple製デバイスでは、Touch IDやFace IDでパスキーの利用を承認でき、それを受けて、アプリやWebサイトに対してユーザの本人確認が行われます。
「パスキー」の名称は、Appleが2021年6月にiCloudキーチェーンで端末間の同期機能として発表し、初めて用いられましたが、現在ではより広範に使用されています。
対応企業の数は200以上に
1Passwordによれば、パスキーに対応する企業の数は現在206であり、以下のような企業がリストアップされています。
- Adobe
- Amazon
- Apple
- au
- Discord
- ドコモ
- eBay
- GitHub
- Hatena
- KAYAK
- メルカリ
- Microsoft
- 任天堂
- Nvidia
最近では、TikTokがパスキーに対応したと報じられたのが記憶に新しいところです。
iPhoneでパスキーを作成して保存するには
対応しているアプリやWebサイトのパスキーを作成して保存することができます。
注記: パスキーの作成と保存の手順は、アプリやWebサイト、ブラウザによって異なりますが、通常は以下のような手順で行われます。
- iPhoneで、対応しているWebサイトまたはアプリのサインイン画面を開き、以下のいずれかの操作を行います:
- 新しいアカウントを設定する場合: 新しいアカウントを設定するためのボタンまたはリンクをタップし、画面に表示される指示に従います。
- 既存のアカウントがある場合: 既存のアカウント名とパスワードを使ってサインインし、アカウント設定または管理画面に移動します。
- アカウントのパスキーを保存するオプションが表示されたら、「続ける」をタップします。パスキーが保存されます。
Source: 1Password, Apple (1), (2)
Source: iPhone Mania
「パスキー」に200社以上が対応済〜より安全なサインイン方法